放課後は 第二螺旋階段で

「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」 筆者の気の向くままに書き連ねるクラシックスタイルのblogです。

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F-15 イーグル 日本導入期の広告コピーより(以下引用)

美の真髄は表皮(スキン)の内側にあり。 ━━━━━━━━━━━━━ F-15 イーグル ━━━━━━━━━━━━━ マクドネル・ダグラス F-15 イーグルは8つの世界上昇新記録を樹立しています。そのダッシュ速度はマッハ2.5以上。7Gを超える戦闘機動が可能です。すぐれた兵装制御システ…

F-15 日本導入期の広告コピーについてコメント

大阪万博のようにテクノロジーが成し遂げたスペックの誇らしさが文学的な域にまで達していて美しく印象的で、Web化を行いました。 実物では文字が端正に配置されているのですが、blog上でうまく表現するのは事実上不可能です。Webサイトを画像で作ってしまう…

機械の戦いの狭間で―「海戦 〔伏字復元版〕」 丹羽文雄

海戦(伏字復元版) (中公文庫) 1942年8月初頭頃から重巡鳥海に同乗し、第一次ソロモン海戦に参加した記者であり小説家である著者による記録文学が本書である。 現代海軍の海戦とは本質的に遠洋航海であるため、ただそこにある南洋の夜明けと日没、スコールと…

艦の生涯を俯瞰で―「重巡摩耶」 池田清

Amazon.co.jp: 重巡摩耶―元乗組員が綴る栄光の軌跡 (学研M文庫) 艦これブームに乗って、積読から出てきたこの一冊を何となく読み終えました。 最後の条約型重巡・摩耶(高雄型4番艦)が建造され沈没するまでの14年間が時代背景と共に描かれています。250ペ…

野戦築城と気合いの世界 「第二次大戦の歩兵対戦車戦闘 オスプレイ世界の軍装と戦術 2」 ゴードン・L・ロトマン イラスト:スティーヴ・ヌーン 翻訳:三貴雅智

Amazon.co.jp: 第二次大戦の歩兵対戦車戦闘 (オスプレイ・ミリタリー・シリーズ―世界の軍装と戦術) World of Tanks において完全に省かれている要素の一つとして「歩兵による対戦車攻撃」があるため気になって読了。英語版では Osprey Elite シリーズの一冊…

運命海戦 「連合艦隊vsバルチック艦隊 日本海海戦1905 オスプレイ対決シリーズ5」 ロバート・フォーチェック 訳:平田光夫

Amazon.co.jp: 連合艦隊vsバルチック艦隊―日本海海戦1905 (オスプレイ“対決”シリーズ)(このエントリは2011年01月11日のメモを元に製作した復刻版です) NHKドラマ『坂の上の雲』を楽しんで、戦史を知るのに最適な関連書籍の一つがこれです。編集力が高くペ…

アメ車を再評価 「戦後日本の戦車開発史 特車から90式戦車へ」 林磐男

Amazon.co.jp: 戦後日本の戦車開発史―特車から90式戦車へ (光人社NF文庫) World of Tanks に日本ツリーが実装されることが決定し、Tier8 に61式戦車、Tier9 に STA-1(61式戦車の試作一号車。車高がきわめて低くエンジンボンネットだけが一段高くなったデザ…

「日本との出会い」 ドナルド・キーン

日本との出会い (中公文庫) この本は@KANOEYuuさんの影響で読みました。 2011年の東日本大震災後に日本人となったことが話題になったキーンドナルド先生の回想エッセイです。 アメリカで生まれしかしそこに居場所が無いような感覚もあり、父の仕事の関係でフ…

海のリベラルアーツ教育 「先任将校 軍艦名取短艇隊帰投せり」 松永市郎

Amazon.co.jp: 先任将校―軍艦名取短艇隊帰投せり (光人社NF文庫) 1944年8月、フィリピン・マニラからパラオへの輸送任務にあたっていた 5500t型軽巡 名取 は、フィリピン東沖300マイルにおいてアメリカ海軍潜水艦の雷撃により撃沈された。救助の望めない戦…

風立ちぬ回想編 「零戦 その誕生と栄光の記録」 堀越二郎

Amazon.co.jp: 零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫) Kindle 零戦 その誕生と栄光の記録 (講談社文庫) 新入りの私に対して、グループの人はみな親切だった。机はなるべく明るいところがよかろうというわけで、窓ぎわにしてくれた。ただ、夏は窓をあけてお…

霧の中の士魂部隊 「8月17日、ソ連軍上陸す 最果ての要衝・占守島攻防記」 大野芳

Amazon.co.jp: 8月17日、ソ連軍上陸す―最果ての要衝・占守島攻防記 (新潮文庫) 「敵が侵入してきます!!射っていいですかッ!!」 「射つな!!くいとめろ!!」 「どうしても入ってきます!!射っていいですかッ!!」 「射つな!!くいとめろ!!」 戦車…

単騎戦う者たち / 「新司偵 キ46 技術開発と戦歴」 碇義朗

Amazon.co.jp: 新司偵―キ46 技術開発と戦歴 (光人社NF文庫) 『戦闘妖精・雪風』の気分から積本崩し。 新司偵こと百式司令部偵察機と、その前任機の九七式司令部偵察機の誕生から終戦までの時代・運用・編成・技術の流れを描いた一冊。 薄めながらも十分な内…

「翔べ 海上自衛隊航空学生 ― パイロット人生38年の軌跡」 岡崎拓生

Amazon.co.jp: 翔べ海上自衛隊航空学生―パイロット人生38年の航跡 (光人社NF文庫) 最近、Twitterで航空自衛隊航空学生クラスタの存在に気づいて、ぱきっとした性格に好感を持ち、一体どういう人々なのか知るためにこの本を手にしました。 単座戦闘機中心の…

「零戦搭乗員空戦記―乱世を生きた男たちの哲学」

Amazon.co.jp: 零戦搭乗員空戦記―乱世を生きた男たちの哲学 (光人社NF文庫) この本は私的零戦ブームにあわせて貰って読みました。 タイトルに反して哲学は特にありません。 緒戦の勝ち戦が終わって末期戦寄りのタイミングで実戦に参加した方が中心の、やや…

「零式戦闘機」 吉村昭

意識的な軍事知識補強シリーズ第二弾に加えて、私的吉村昭ブーム第二弾として読了。 私はドイツ空軍とイギリス空軍の戦いこそ頂上決戦という所から発したミリタリーファンで、太平洋戦争の航空戦は遅れた空軍同士が何かやってた位の感覚でしかなかったのでゼ…

「昭和16年夏の敗戦」 猪瀬直樹

適切な答えを出すのに必要なもの、それは適切な設問。 昭和16年日本のベストアンドブライテストで編成された「総力戦研究所」ではその問いを得て、見事に解き明かした。 「対米戦争は実行すれば必敗」 しかし、この新たな状況想定という問いに直面した既存の…

「三陸海岸大津波」 吉村昭

Amazon.co.jp: 三陸海岸大津波 (文春文庫) 海は、人々に多くの恵みをあたえてくれると同時に、人々の生命をおびやかす過酷な試練をも課す。海は大自然の常として、人間を豊かにする反面、容赦なく死をも強いる。 本書は、海と共に生きる土地である三陸を明…

「空のよもやま物語―空の男のアラカルト」 わちさんぺい

Amazon.co.jp: 空のよもやま物語―空の男のアラカルト (光人社NF文庫) 著者は民間の航空機整備学校のち陸軍航空審査部で終戦まで勤務。 ターボつきの百式司令部偵察機IV型*1や、陸軍空母の艦載哨戒機になった三式指揮連絡機*2といった珍しい機種の開発に自然…