放課後は 第二螺旋階段で

「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」 筆者の気の向くままに書き連ねるクラシックスタイルのblogです。

「収容所の小さな貴婦人」と呼ばれた話

(このエントリは2014年12月11日まで無題でした)


461 名前:名無し三等兵 投稿日:2005/03/29(火) 12:50:16 ID:???
 大戦中にドイツ軍の捕虜収容所に居たフランス兵たちのあるグループが、長引く捕虜生活の
苛立ちから来る仲間内の喧嘩や悲嘆を紛らわすために、皆で脳内共同ガールフレンド(?)を
作った話を思い出した。


 ・・・そのグループが収容されてた雑居房バラック、その隅に置かれた一つの席は、
13歳の可愛らしい少女がいつも座っている指定席だった。(という、皆のイメージ)

 彼らグループの中で、喧嘩や口論など紳士らしからぬ振る舞いに及んだ者は誰であろうと、その席にいる少女に頭を下げ、皆に聞こえる声で非礼を詫びなければならない。

着替えの時は、見苦しい姿を彼女に見せぬように、その席の前に目隠しの布を吊り、食事の時は、皆の分を分け合って彼女の為に一膳をこしらえ、予め決められた彼女の「誕生日」やクリスマスには、各自がささやかな手作りのプレゼントを用意し、歌でお祝いをする。


 ・・・最初は慰みのゲームのようなものだったのが、皆があまり熱心になると、監視のドイツ軍までもが、彼らが本当に少女を一人かくまっているものと勘違いして、彼らの雑居房を天井裏まで家捜しするという珍事まで起こった。

だが、厳しい捕虜生活の中で、他の捕虜たちが衰弱して病死したり発狂や自殺したりする中、そのグループは全員が正気を保って生き延び、戦後に揃って故国の土を踏んだという。


出展不明。だれかソースしってたらキボンヌ

これをテーマにした同人誌が出ているという話も見ました。

詳細が判明したため追記(2014年12月11日)

 これの原典に当たるのはフランスの作家、ロマン・ガレーによる小説「自由の大地」(邦訳1959年)であり、このエピソードを引用したコリン・ウィルスン「至高体験」によって日本で広く知られるようになった。この引用の際、レジスタンスが兵士に、貴婦人が少女に書きかわった。このバージョンがインターネットで広がり、同時並行的なタイミングで同人マンガ版も書かれた。


『収容所の架空少女』の原典 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/484601


同人マンガ版を書いた方のサイト(現在移転途中の状態)
Radio Rimland online
http://radio-rimland.com/index.html

この同人マンガを収録したアンソロジーが発売されています。ぜひ拝読ください。

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