放課後は 第二螺旋階段で

モバイルでは下部のカテゴリ一覧を御覧ください。カテゴリタグによる記事分類整理に力を入れています。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのなんでもblog。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

「機動戦士ガンダム 7」

24〜27話

第24話「迫撃! トリプル・ドム」

 マ・クベ隊のもとへ送られた新型MS「ドム」3機で構成されるエース部隊「黒い三連星」がマチルダ隊から補給を受けているホワイトベースを襲う。


 人間より遅いかもというくらいのスピード感だったザク、ピョンコピョンコと軽やかに跳ぶグフ、その次は文字通り飛びながら戦うドム。ドムは凄まじく速い!!


 そのドムたちから必殺の連携技「ジェットストリームアタック」を仕掛けられるガンダム
 アムロガンダムは神技的テクニックでジェットストリームを一度はかわし、二度目は2機目を仕留めるが、3機目の攻撃を回避しきれず危機に陥る。だが危機を事前察知し発進した*1マチルダのミデア輸送機の体当たりにより3機目の攻撃は止められアムロは危機を脱する。



 ついこの間初期から一緒だった常連キャラのリュウが体当たり戦死したばかりなのに、また体当たりで常連キャラを戦死させてしまうのでは「全殺しの富野」と言われるわけだと納得してしまう。
 人気エピソードだけど、ぼくの感想は「殺すの矢継ぎ早すぎ」。


  • シリーズが沢山出た後から見ている現代人の自分は、ビームサーベルが敵機に刺さった後両断するまでの間動けないという描写が不自然に見えてしまう。2機目を跳ね上げるように斬った後、そのまま3機目の攻撃を払えそうに見えた・・・
  • ドムの目がキョロッキョロッキョロッっとかなりの速さで往復運動する描写が何となく不気味で好き。
  • アムロが憧れのマチルダさんから「おはよう」と挨拶されたとき「マチルダ・・・中尉」答えに少し間が開くのが好き。

第25話「オデッサの激戦」

 連邦の大反攻作戦「オデッサ作戦」発動。
 この回のガンダムアムロは、内通者の将軍を捕らえたり、敵ジオン軍の切り札「水爆ミサイル」を無力化したり、エース部隊「黒い三連星」を全滅させたりと大活躍。
 かくしてジオンは地球から追い払われる。



  • 「マッシュの魂よ、宇宙に飛んで永遠によろこびの中に漂いたまえ・・・」宇宙時代の軍人、黒い三連星の生き残りの言葉。
  • 「ドム」はホバー移動を生かしてスケート選手のように弾をかわし、剣やバズーカで襲いかかってくるのですが、これ以降のシリーズ(一段と未来の世界が舞台の作品)の地上戦機はどういう殺陣をしているんだろう。「ドム」でもうすでに性能アップのインフレの限界が来ているという印象。
  • 剣術モノでよくある、剣豪同士の打ち込み合いのあと左右(前後でも良い)に両者が別れ、その後やや間があって敗者が倒れるシーンが使われていたのですが、この定番の表現って何か名前があったりするのでしょうか?残心?

第26話「復活のシャア」

 ホワイトベースは港町に到着する。
 後に重要になる人物、「ミハル」はその町で軍人相手の物売りをしている少女としてカイと出会う。
 シャア・アズナブルは船乗りになり再登場。
 
 あとはやたら頑丈な怪獣のようなMS「ゴッグ」と戦ったり。



  • 「さすがゴッグだ、なんともないぜ」のセリフが登場するのはこの回。
  • ゴッグの上陸シーンは怪獣映画のノリ。圧倒的パワーで、ただ岸にしがみつくという壊す意図の無い行動で港湾施設をメチャクチャに破壊する。

第27話「女スパイ潜入」

 またも軍隊に嫌気がさしたカイはホワイトベースを降りてしまう。そして以前会ったミハルの家へ。
 カイはミハルが生活のためにスパイをしていることを知るが、それを咎めはしなかった。 しかし、ホワイトベースが危機に陥っているのを見てたまらず再び戦うためにホワイトベースへ戻ることにする。
 カイの働きでホワイトベースは危機を脱するが、その間に連邦軍兵士に変装したミハルはスパイとしてホワイトベースに侵入していた。


  • ミハルが出発するときに子供たちに言う「さ、お前達。姉ちゃん、仕事に行ってくる。今度はちょっと長くなるかもしれないけど、いいね?お金は少しずつ使うんだよ。置き場所は誰にも教えちゃいけないよ」という言葉の後になってからの重み。*2
  • カイが出て行く時に換金できるものとしてアムロから工具セットを貰うのだけど、それを帰還後に「一銭にもならなかったぜ」と返却するシーンが好き。
  • ミハルのエピソードの前フリその2。

総評

 戦争モノになったり剣豪モノになったりスーパーヒーローロボットものになったり・・・迷走しながらも前に進むシナリオ。
 水上・水中戦はアクションの度に波がザブザブと立ったり、行動の見えにくさや結果が出るまでのタイムラグがあって今までの地上戦から変化がついて良いかも。


 時間短縮のために箇条書き度合いを増してみました。。。

*1:ここはニュアンスが誤っているかな?

*2:「今度はちょっと長くなるかもしれないけど・・・」って戦争映画の定番死亡フラグかも