放課後は 第二螺旋階段で

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シナリオあそび / ジャンルものを書くのに必要な技術

 前回のチャレンジで話を書くのが物凄く面白くなってきたから、コメディ調なバトルものや、恋愛もの、哲学SF*1等々、自分が一体何を書けるのか試すために色々なシナリオを作ってみました。
 作ってみたら、社会不適合者の自分は最近流行の「現代学園異能もの」が絶対と言っていいくらいに書けないことを思い知ることに。
 「学園もの」は「私立探偵ハードボイルドもの」と同じくらい難しい印象です。「強くなくては生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない 」と「高校生」はどちらも同じくらいにアンリアル。
 「学園」は現実に対して3分の1くらいのリアリティがないと嘘が目立ちすぎてダメだろうと自認して、1割のリアリティもないものしか書けないからムリだと気が付く。
 「異能」は1から10までリアルじゃないから書けないことはない。

 でも、100%ファンタジィな「学園」を書くというのも楽しいかもしれませんね。ぼくが持っている漠然とした憧れの感覚をぶつけたら、現実から奇妙なズレを起こした世界が見えて、それが偶発的な面白さを生むかも。
 痛々しい作劇になるのは殆ど間違いないけれど。

*1:一番好きな作家はスタニスワフ・レムなのでチャレンジせずにはいられない