反物質エンジンで発進したソロシップは亜空間航法デスドライブを開始する。勝手に動き出したものだから、どこに向かうのかも分からない。
分からないうちにデスドライブブレーキがかかりソロシップはどこかに到着する。どこかに・・・・・・
それは何故か元の星、ソロ星だった。
ソロ星にソロシップがいる、ってわけでバッフクランはまたまたまた攻撃開始。どこまでやるの。
今度こそは攻撃の混乱に乗じてギジェがカララと再会することに成功。ギジェはカララを連れ帰ろうとし、カララはイデの調査が終わっていないと留まろうとする。
そこにシェリルたち地球人類がやってきて、不審なギジェに銃を向ける。再会はたちまち終了。
プロ軍人ギジェは自分に向けられていたシェリルの銃を奪い射殺しておこうとするが、それは駆けつけてきた地球人類の銃撃により防がれる。
ギジェ逃亡。
カララはシェリルから「あなたどこの星のスパイなの?」と銃を突きつけられ捕らえられる。
捕らえられたカララは地球人類の前で尋問にかけられる。
「何故この星を攻撃する?」「あなた方を危険な異星人だと考えたからです」「俺たちが危険だと?」「私が異星人だと分かったときからあなたは私が危険な女だと思ったのと同じことです」
地球人類もこの答えには黙るしかない。
異星人バッフクランは「無限力イデ」の調査に来たのだという。
尋問の途中、ギジェは再び攻撃を行い、その混乱に乗じてまた地球人類のところに忍び込みカララを救出し、イデオンを強奪して脱出しようとする・・・・・・けれどメカは何の反応もせず、たちまちのうちに捕まってしまう。
今度はギジェ、カララ、マヤヤ*1の3人が尋問にかけられる。
地球人類は第六文明人の遺跡を見つけるより前に5つの文明に遭遇していて、バッフクランは7番目だという。
カララはバッフクランが調べているらしい「無限力イデ」について問われ、バッフクランの古い伝説を語る。
その伝説とは「怪物に挑むも敗れた勇者が、イデの果実を食べ力を得、怪獣を倒しバッフクランを治めた」という内容のもの。
「そんな馬鹿げたおとぎ話を信じてロケットを飛ばし、挙げ句の果てに殺したのか!」コスモは怒り、ベスはギジェをぶつ。
「サムライの頬を打つとは!」
そしてさらにバッフクランの面々は「自分たちの地球に伝説を裏付けるものがある」などと言う。
カーシャは「あなたたちは何千人を殺したと思っているの!?」と憤り、それを見たギジェは「子供達まで好戦的な種族のようだな・・・・・・」と高飛車な態度。
この尋問の最中、再び攻撃が始まり、警備が薄くなったところを見計らってバッフクランの人々は再脱出。
ギジェは逃げるが、カララは脱出の自由を利用して休戦信号弾を打ち上げる。
「同じ知性を持った者同士、分かり合えるはずです」
- ギジェのカララ愛は均衡をも崩す
ソロ星への再攻撃命令を嫌がる慎重派ギジェも「その隙に敵の船に乗り込みカララ様を救出しろ」と言われるとニコリ。
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- イデオンは仏教思想の影響を受けている?
今回の戦いと混乱の元凶は、ギジェのカララへの「愛」が持つ「執着」の面。「愛」が持つ危険性が前面に出た展開はユニーク。
- シェリルがお気に入り
カララがギジェと再会しているのを見た後、カララに銃を突きつけて「あなたどこの星のスパイなの?」って言うときに左手で前髪を払うの、いいね。
- 繰り返しの展開
攻撃した、忍び込んだ、遭遇した、逃げた、捕まった、また攻撃、また捕まった、また攻撃、また逃げた、と1話の中での攻守交代が多くいそがしい。
バッフクランは陽動作戦以外の手を思いつかないくらいに硬直化しているのか。
次回→伝説巨神イデオン 第6話 「裏切りの白い旗」 - 放課後は 第二螺旋階段で
前回→伝説巨神イデオン 第4話 「ソロ星脱出せよ」 - 放課後は 第二螺旋階段で
*1:カララの警護してる人。バッフクランのシステムに対して一途。