キャラクターデザイン・絵コンテ・演出・作画監督は梅津泰臣。*1
現実を抽象化して表現する思考法について説明するのに不可欠なため大きい画像を引用した。
(画像4枚で5MB位あり重いので畳みました)
画面奥の右目表面の角膜の透過表現、手前側の眼窩表現が特徴的。
鼻筋の高さと相まって立体的。
大面積でもまぶたは自然に閉じているように見える。
両目を開いた位置。眼球の曲面とフレネル効果による透過と反射の描写が緻密。
今作ではメガネのレンズ表現でもフレネル効果を多用。
人体の構造を三次元的にとらえて、輪郭ではなく光学的表現の発想でリアリティを作っているのが特徴。
以上の2枚は銃で狙撃、のち驚くというシーンなので、見開き気味の目。
吹っ飛ばされて目からコンタクトレンズが脱落する。コンタクトレンズは目に合わせた大きさになるのでこのスケール。
水滴微粒子の描き込みで軌道を印象に残す。
上のカットにあった眼球の曲面表現は表情が違うので抑え気味となっている。
左目(画面奥)はまぶたの厚みで眼窩の影から出ている。
映像の引用元
このエントリを作るにあたって影響を受けた記事
異常にでかい目、異常に離れた眉、点のみの鼻、米粒サイズの口・・・・・二次元のキャラってただの奇形だよね:ニュー速VIPブログ(`・ω・´)
416の横顔で口の位置と輪郭がキュビズム的にずれて自然に見える『けいおん!』
418の鼻の穴まであえて描き込んで過剰に立体的な表現をしたら顎が長くなった『化物語』
この2つの着目の仕方に特に強く注目。
*1:2010年10月の最近作『それでも町は廻っている』のOPが好評。