放課後は 第二螺旋階段で

モバイルでは下部のカテゴリ一覧を御覧ください。カテゴリタグによる記事分類整理に力を入れています。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのなんでもblog。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年に聞いた特筆曲リストは薄い

2013年が豊作だった反動なのか、自分の時代が去る恐怖に囚われすぎたのか、空白期が突然訪れました。曲数的に非常に少ないものに。悲しいことにこの状況から脱する目処もついていません。 米津玄師「マトリョシカ」「MAD HEAD LOVE」 YANKEE (通常盤) 米津玄…

2014年に聞いた特筆曲リストに迷った曲

開拓に関して完全に行き詰まっております。 Lamp「A都市の秋」 https://soundcloud.com/lamp-japan/a-1 ずっと昔から好きだったような気がしてコメントできない。2014年リリースとは思えない、とても身体に馴染む曲です。北園みなみ編曲と相性が良い? 中原…

2014年の特筆曲ではないけれど記録はしたい曲

ほぼ全曲動画付きで非常に重いので畳みます。

篠原一の「ゴージャス」は懐かしくも強烈な文化押しを受ける自伝的小説だった。

ゴージャス作者:篠原 一メディア: 単行本 血液の足りない頭でボーッとしながら毛布でからだをくるみ、コップ一杯の白湯をいただいてから保健の先生の机の上に突っ伏した。熊川が保健室を出て階段を降りてゆく。チャイムの音‥‥向かいの建物の白い壁に光がゆれ…

12月某日日記 / diaryカテゴリ重点化

今回は普通に更新告知を行いましたが、次回以降は「diaryのカテゴリからX月辺りを見てください」というファジィな感じの紹介にする予定です。(数ヶ月の時差と複数回まとめ書きの関係のため) 9月某日日記 / 生きているオーパーツ - 放課後ハ 螺旋階段デ 7月…

12月某日日記 / 「収容所の小さな貴婦人」の修正記事を書いてblogを強化

私はインターネッターには珍しく、古い記事に手を入れるのが好き。 今回は2005年に書いた「収容所の小さな貴婦人」について、その物語の真相と由来が近年明らかになったため、9年越しの追記を行いました。「収容所の小さな貴婦人」と呼ばれた話 - 放課後ハ …

日記好きの日記公開嫌いが書き始めるには

11月某日 最近ネット周りでは日記ルネサンスが花開いている。これは読者にすぎない私から見ても確かに面白く、今はある種の文学として、数年後には記録あるいはアルバムのように残り特に素晴らしい文化だと思う。 しかしながら、私自身が日記を書くことにつ…

10月某日日記 / 「攻殻機動隊 大原画展」に行く

大友克洋の原画を見た時以来の「マシンで出力したような」綺麗さである。あまりにもそつがなく言うことがない。印刷された複製原画が混ざっていてもおそらく分からないだろう。否、SAC1 の分だけはそこまでのものではないか。これだけがかろうじて人間の手で…

ジェット時代のアメリカ空母艦載機乗りのすべて 「空母パイロット」 ポール・T・ギルクリスト

空母パイロット (新戦史シリーズ)作者:ポール・T. ギルクリストメディア: 文庫 神さま、どうかへまをやりませんように。自分の失敗のせいでなければ、死ぬことはちっとも構いませんから! T-6テキサンの海軍型 SNJ から始まり、歴史的な F6Fヘルキャット、T-…

新居昭乃のレアトラック「九十九島観光ホテルのCMソング」を発見

長い間ファンの間で「I LOVE FUKUOKA SONG」とされていた曲が正しくは「九十九島観光ホテルCMソング」であると判明しました。 音の印象が近い「I LOVE FUKUOKA SONG」をキャンペーンテーマとして使った新天町商店街40周年が1982年であるため、*1この頃の録音…

1980年代日本の繁栄も生んだ物流革命 ― 「コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった」 マルク・レビンソン

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった作者:マルク・レビンソン発売日: 2007/01/18メディア: 単行本 貨物を統一規格のコンテナに搭載すれば荷役時間が大幅に短縮され経済的であるという古くからあるアイデアを現実のものにした起業家マルコム・マ…

再会、母よ‥‥―機動戦士Vガンダム 第24話「首都攻防」

■エントリ概要 人は暴力よりも優しさに服従するのであろうか。 ■ストーリー ウッソたち一行はザンスカールの首都でスージィとカルルマンたちに再会する。そしてここでシャクティは母子として指導者マリアと再会している事を知らされる。かれらは再会場所のア…

F91の遺産―機動戦士Vガンダム 第23話「ザンスカール潜入」

■エントリ概要 Vガンダムはヨーロピアンなトータルデザインと優しさからの人類社会全体の破壊と再生という思想性の両面でF91における積み残しをかなり回収している。 ■ストーリー ウッソたちはアイネイアースの周りに電流を流したワイヤを張り巡らせ、レーダ…

大人の背を越える―機動戦士Vガンダム 第22話「宇宙の虎」

■ストーリー 戦闘力を失ったスクィードの周辺空域を哨戒飛行中、ウッソとジュンコは生身の敵兵を発見する。かれはウッソが射撃をためらっている間に白旗を上げようとするのだが、それより一瞬速くジュンコ機のビームライフルが命中する。本来情けをかけてい…

9月某日・誰かのヒーロー・私以外にとって最良の日々

とてもいいタイトルなのですが、本文が行方不明になってしまいました。 紙の手描き版は現存するはずなので発見次第加筆しますね。 私の日記は twitter・txtファイル日記・大学ノートの紙日記の3つを突き合わせないと完成しないもので‥‥ (敬老の日で、誰もが…

ひたすらの突撃―機動戦士Vガンダム 第21話「戦略衛星を叩け」

■ストーリー リガ・ミリティア連邦連合艦隊によるカイラスギリーへの突撃が続く。 二機一組で行動するウッソとジュンコは、両者ともに安全マージンのない攻撃的戦闘スタイルであるが、敵機をうまく撃墜できない。 ウッソは「いつもの覇気はどうしたの?」と…

少年兵は大人と子供の隙間にある―機動戦士Vガンダム 第20話「決戦前夜」

■ストーリー カイラスギリーの対地球艦砲射撃が始まるのをただ待つばかりの現状を打破するため、戦力的に劣るリガ・ミリティアのリーンホース隊と連邦軍のガウンランド隊は、ウッソの提案によりハイランドのマイクロウェーブを使った対人阻害攻撃を開始する…

9月某日日記 / 生きているオーパーツ

ついにバイクが納車された。私が判子を押すか押さないか以外の全てを整えてからさらに半年は経過してからの行動で、何の意味のない大きな隙間を空けてしまった。「今日が残りの人生で一番若い」とは言うのだけれど……。それはともかくとして、導入に成功した…

貴種流離譚へ一歩進むアドレナリンハイ―機動戦士Vガンダム 第19話「シャクティを捜せ」

■ストーリー リーンホースを修復するオリファーたちは損傷箇所に残された哺乳瓶からシャクティたちが行方不明になったことを知り、ウッソはヤナギランの種を見つけて確信を深める。 宇宙に放り出されたシャクティたちは、戦闘空域であるためザンスカール部隊…

大人に失望する―機動戦士Vガンダム 第18話「宇宙艦隊戦」

■ストーリー リガ・ミリティアは300kmを越える大型太陽光発電衛星ハイランドに駐留し宇宙服の酸素など各部を点検整備する。ザンスカールがこの衛星を占領していたのはカイラスギリー方面に送電するためではないかと予想されている。 ここにクロノクルの艦隊…

総括、ポアの始まり―機動戦士Vガンダム 第17話「帝国の女王」

■ストーリー 宗教的国家ザンスカールの中心マリアに謁見するドゥカー・イクは、カガチの考えた戦艦に「若干の改良を加えた」バイク戦艦モトラッドの開発を説明する。これほどの力を見せれば人々は戦わずして降伏し平和裏に事を進められるというのである。 な…

狂気を自覚する―機動戦士Vガンダム 第16話「リーンホース浮上」

■ストーリー 地球は雨のジブラルタル。リガ・ミリティアの巡洋艦リーンホースが宇宙タグボートに牽引され上昇を始めようという所にザンスカールはドゥカー・イクのモビルスーツが水中から忍び寄る。 「バイク乗り魂を見せてやる!」 潜水型のモビルスーツを…

生命の場ではない宇宙へ―機動戦士Vガンダム 第15話「スペースダスト」

■ストーリー マスドライバーのチケットを確保し、ウッソは両親を探すため、マーベットはジン・ジャハナムと接触するために宇宙へと上がる。シャクティはどういう訳かあくまでもカサレリアに残ると云うのだが、内心では自分も宇宙に上がる事を確信しているの…

「IS-2 スターリン重戦車 1944-1973 オスプレイ世界の戦車イラストレイテッド 02」は World of Tanks ファンの疑問に全てお答えいたします。 著者:スティーヴ・ザロガ イラスト:ピーター・サースン 翻訳:高田裕久

IS‐2スターリン重戦車 1944‐1973 (オスプレイ・ミリタリー・シリーズ―世界の戦車イラストレイテッド)作者:スティーヴ ザロガ大日本絵画Amazon グロースドイッチュラント機甲擲弾師団のティーガーI中隊は3000mから射撃を開始した。しかし彼らの88mm砲弾は IS-…

命を預ける信頼―機動戦士Vガンダム 第14話「ジブラルタル攻防」

■ストーリー 地上でのリガ・ミリティアの動きに協調するかのように、宇宙では連邦軍がカイラスギリー艦隊に対する攻撃を開始した。これにより連邦軍全体とザンスカール帝国の対立は戦争状態へと発展する。 この頃、ジブラルタルのマスドライバー公社庁舎にお…

スタンダードが生まれるまで―「世界の傑作機 No.76 MiG-21 フィッシュベッド」

MiG-21フィッシュベッド(世界の傑作機№76[アンコール版]) (世界の傑作機 NO. 76)発売日: 2020/01/06メディア: ムック 冷戦期の東側の標準戦闘機といえば、MiG-21 である事に異論はないでしょう。この本ではその誕生と進化の過程を知る事ができます。 中心と…

7月某日日記 / 雪国の裏返し

ひどく憂鬱だ。感性を失ってしまった。 赤ちゃんを預かっても、それほど感動はしない。ただ、子育てを越える正義はこの人類世界にはないだろうという思いはあった。 雪国の人が冬家の中に閉じこもるように、私は夏に出たくない。

魂の埋め合わせ―機動戦士Vガンダム 第13話「ジブラルタル空域」

■ストーリー 人類の共有財産であるマスドライバーが配置されているアーティ・ジブラルタル空港はこの時代における中立地帯である。 ここにリガ・ミリティアとベスパが集結する。 ジブラルタル政府の指導者マンデラはウッソの両親と知り合いで、彼らは子供を…

黎明の後退翼機 「世界の傑作機 No.97 MiG-15 ファゴット / MiG-17 フレスコ」

MiG-15“ファゴット",MiG-17“フレスコ"(世界の傑作機№97[アンコール版]) (世界の傑作機 NO. 97)発売日: 2020/07/02メディア: ムック 後退角60度の Su-7 の号を読んだので、その前世代にあたる後退角45度の MiG-17、さらにその前身に当たる35度の MiG-15 がま…

生まれついての役割―機動戦士Vガンダム 第12話「ギロチンを粉砕せよ」

■ストーリー ジブラルタルへの編隊飛行中、ウッソはコアファイターのキャノピーに貼り付けた鏡に発光信号を見つける。中立の宇宙引っ越し公社を装った輸送機の所属確認のため、ベスパ機が飛来したのだ。翼の把手に捕まっていたガンイージは反対舷に隠れる。…