放課後は 第二螺旋階段で

筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのblog。カテゴリタグによる分類には力を入れております。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

IJN

第二次世界大戦最強飛行艇といえば 「世界の傑作機 No.164 二式飛行艇」

二式飛行艇 (世界の傑作機No.184)文林堂Amazon 他国とは全く比較にならないほど高い飛行性能を持っていた世界最強の飛行艇、それが二式大艇です。 本書ではその細部構造・高性能ならではの作戦・そして日本海軍における飛行艇史と新明和につながる系譜が紹介…

縁の下の力持ちを知る「護衛空母入門 その誕生と運用メカニズム」大内建二

護衛空母入門―その誕生と運用メカニズム (光人社NF文庫)作者:大内 建二発売日: 2013/04/01メディア: 文庫 第二次世界大戦末期ともなるとアメリカ海軍が毎週竣工させており、その生産性に比して非常に高い戦果を上げた艦種である護衛空母全体を概観する一冊で…

隠れた怪作、海軍の陸上基地防空専用戦闘機の来歴。 「局地戦闘機『雷電』 異貌の海鷲」渡辺洋二

局地戦闘機「雷電」 (文春文庫)作者:渡辺 洋二発売日: 2005/07/08メディア: 文庫 戦史系の知識探求に行き詰まりを感じる昨今、気楽に読める本は何かないかなぁと積ん読の中から探したところ出てきたのがこの本です。結果から先に述べると、予想に反してリラ…

機械の戦いの狭間で―「海戦 〔伏字復元版〕」 丹羽文雄

海戦(伏字復元版) (中公文庫)作者:丹羽 文雄メディア: 文庫 1942年8月初頭頃から重巡鳥海に同乗し、第一次ソロモン海戦に参加した記者であり小説家である著者による記録文学が本書である。 現代海軍の海戦とは本質的に遠洋航海であるため、ただそこにある南…

「重巡摩耶」池田清 艦の生涯を俯瞰で見る。そしてソロモン海戦というサイレント艦隊決戦での決定的敗北。

重巡摩耶―元乗組員が綴る栄光の軌跡 (学研M文庫)作者:池田 清発売日: 2002/01/01メディア: 文庫 艦これブームに乗って、積読から出てきたこの一冊を何となく読み終えました。 最後の条約型重巡・摩耶(高雄型4番艦)が建造され沈没するまでの14年間が時代背…

3月某日 / 大刀洗平和記念館で零戦を見る

大刀洗平和記念館は大戦中の一大練習飛行場の跡地であり、九州飛行機の震電開発の拠点だった事も全面に押し出しています。建築年代が新しいためか、零戦がうまく太陽光を受けてきらきらと輝いて見える、光線にかなりこだわった配置が特徴的です。 メイン展示…

運命の海戦 「連合艦隊vsバルチック艦隊 日本海海戦1905 オスプレイ対決シリーズ5」 ロバート・フォーチェック 訳:平田光夫

連合艦隊vsバルチック艦隊―日本海海戦1905 (オスプレイ“対決”シリーズ)作者:ロバート フォーチェック発売日: 2009/12/01メディア: 単行本(このエントリは2011年01月11日のメモを元に製作した復刻版です) NHKドラマ『坂の上の雲』を楽しんで、戦史を知るの…

海のリベラルアーツ教育 「先任将校 軍艦名取短艇隊帰投せり」 松永市郎

先任将校 (光人社NF文庫)作者:松永市郎発売日: 2013/08/30メディア: Kindle版 1944年8月、フィリピン・マニラからパラオへの輸送任務にあたっていた 5500t型軽巡 名取 は、フィリピン東沖300マイルにおいてアメリカ海軍潜水艦の雷撃により撃沈された。救助…

風立ちぬ回想編 「零戦 その誕生と栄光の記録」 堀越二郎

零戦 その誕生と栄光の記録 (講談社文庫)作者:堀越二郎発売日: 2013/07/26メディア: Kindle版 新入りの私に対して、グループの人はみな親切だった。机はなるべく明るいところがよかろうというわけで、窓ぎわにしてくれた。ただ、夏は窓をあけておいたので、…

人の世のまことの幸を身にあつめ 真玉と生ひし二十五の子はも 「海軍主計大尉小泉信吉」 小泉信三

海軍主計大尉小泉信吉 (文春文庫)作者:小泉 信三発売日: 1975/01/25メディア: 文庫 慶應大学塾長・小泉信三の長男である信吉が昭和17年10月22日に戦死するまでの回想記。 乗艦は妙高型重巡洋艦・那智、特設砲艦・八海山丸。 小泉信吉は物質、精神、そして友…

「零戦搭乗員空戦記―乱世を生きた男たちの哲学」

零戦搭乗員空戦記―乱世を生きた男たちの哲学 (光人社NF文庫)作者:坂井 三郎発売日: 2006/11/01メディア: 文庫 この本は私的零戦ブームにあわせて貰って読みました。 タイトルに反して哲学は特にありません。 緒戦の勝ち戦が終わって末期戦寄りのタイミングで…

「零式戦闘機」 吉村昭

意識的な軍事知識補強シリーズ第二弾に加えて、私的吉村昭ブーム第二弾として読了。 私はドイツ空軍とイギリス空軍の戦いこそ頂上決戦という所から発したミリタリーファンで、太平洋戦争の航空戦は遅れた空軍同士が何かやってた位の感覚でしかなかったのでゼ…