Amazon.co.jp: 戦争に勝ってはいけない本当の理由-白旗原理主義あるいは「負けるが勝ち」の構造-
イスラエルの元テロリストが書いた、戦争で本当に得するのは敗者のほうで上手く負けたほうが勝つよりずっと良いという半分パロディ半分本気の変な本。クラウゼヴィッツの「戦争論」等「元ネタ」を知らないと意味が分かりにくい話も多いかも。
筆者によると敗者が勝者より有利なところや得することは・・・・
そしてこれらのために負ける戦争の仕掛け方、負ける軍隊の作り方、よい降伏の仕方等を掲載。素早く損害無く撤退するために軍は兵が首を180度後ろに向けた状態で動けるように訓練すべきと書いてその写真まで載ってたりして可笑しい。
・勝敗を決めるのは常に敗者のほう。敗者が負けを認めた時に勝者が生まれる。
・大抵勝者のほうが敗者より戦死者が多い。
・勝者は破壊された敗者の国土を復興する義務がある。
・軍需で仕事が増えて失業者が減る、復興需要も生まれる。
・国・個人の借金が全て帳消しになる
・古い産業設備が全部破壊される。そして新しい設備に入れかれられる。
何から何まで可笑しい面白い本なのでかなりオススメデス。
詳しめの評のところにリンク。
http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/whiteflag.html