恋以外を知らないアンドロイド「星野」が、人間とズレた直球すぎる行動をしつつも「根岸さん」という女の子との付き合いで人間になるまでを描く壮大なSFラブコメ漫画。
読んでいてとてもとても楽しい!
この漫画の世界は全てが舞台でやってる予定調和が存在するコントで、何かあるたびにヤンヤと囃したてるクラスメートはドリフのコントのギャグで笑ったり「志村後ろ後ろ!」と叫んだりする客の役割、読者はそれを見ているというような感覚の面白さ。
筆者のサイトを見てみたら「スターシステムが好き」という話が掲載されていて、こんな感覚がした理由が分かって納得。
舞台感覚という緩衝が入るせいか、作者が「耳をすませば」が好きで描いているのに「『耳をすませば』を見て自殺するよ派」の自分でもすごく面白かった。
あと、以前spoon漫画特集号の話の時に「アフタヌーン的なものが好き」と書いたけど、この漫画はその分類にピッタリ。