Amazon.co.jp: マリア様がみてる3 いばらの森 (集英社コバルト文庫)
学校の噂の真相をつきとめる小さな可愛いミステリ風のエピソードと、そのサイドストーリー的エピソードの2部構成。
期末試験で落ち着かない学園に、驚くべき噂が流れた。リリアン女学園をモデルにしたと思われる自伝的小説が出版され、しかもその作者が白薔薇(ロサ・ギガンティア)さまだというのである!小説の内容が二人の少女の禁断の恋を描いたものであることも加わって、学園は大騒ぎ。白薔薇さまの過去はタブーとなっていて、事情を知っている人もみんな口をつぐんでいた。祐巳と由乃は、真相の解明に乗り出したが…。
おもろセクハラキャラだった佐藤聖もそれだけじゃなかった、と。
以前自分は人を好きになったことが無いと書いたけれど、人を好きになったことがない人間は別れの悲しさもよく分からない。それに、禁断の恋といわれているものが禁断の恋に見えないから「別れなくてもいいんじゃないの」っていう感覚しかない。
だからこの作品が一体何なのかよく分からない。
このシリーズの福沢祐巳の思考をリアルタイムにどんどん字にしていく感じはなんだか好き。