Amazon.co.jp: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)
月面で5万年前に死亡した人類の宇宙飛行士が発見される。そして、ガニメデでは宇宙人の2500万年前の宇宙船が発見される。これらは一体何者だったのか・・・というハードSFミステリの傑作「星を継ぐもの」の続編。
今度は、2500万年前に出発し、ウラシマ効果で現代に帰還して来た宇宙人とのファーストコンタクト。とても紳士的な宇宙人と共に、地球人は前作の穴を埋めるように謎を調査する。しかし、紳士的な宇宙人でも聞かれると歯切れの悪くなる問題が・・・それの答えは「な、なんだってー!」とMMR風に驚いてしまうものだった。
そして、次回作へ繋がるラスト。宇宙人たちはウラシマ効果で時間差がついている間に無くなってしまった故郷の星の人々が移民した可能性のある星を見つけ、そこへの長い旅を再び始める。新たな故郷へ帰り、同種族に会う為に。
宇宙人たちの旅の結果はどうなる?第三部「巨人たちの星」へと続く。
前作を読んだのが2年くらい前だったので話を殆ど全部忘れていて読むのはちょっと苦労したけれど、ネット検索して思い出して読めば、謎がドンドンと解ける気持ちいい楽しさと、平和的に成長して行く人類という楽観的未来の安心感がある作品。