放課後は 第二螺旋階段で

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「機動戦士ガンダム 1」

 物語の構造の研究をしているid:enternovel氏推薦の「初代ガンダムTVシリーズ」を選んでみた。
 このシリーズって、知らない人はいないくらいの人気シリーズなのにDVD-BOX等は出ていないんですね。ちょっとビックリしました。



 VHS第一巻には1〜3話「ガンダム大地に立つ!!」「ガンダム破壊命令」「敵の補給艦を叩け!」を収録。


 映画のときも感じたことで、富野由悠季の癖なのかもしれないけど、時間あたりの内容がいつもやたらと濃い!昔、ガンダムの全セリフを覚えてしまうファンがいると知ったとき「人間ができることなのか?」と驚いたけれど、今なら自分でもそれができると思えるくらいの名シーンの積み重ねでメチャオモシロイ。
 やたら濃いから全話レビューしたら時間がかかりすぎて死んでしまう。


 このblogには何を書こう?とりあえず特に気に入ったところをメモ的に書いてみる・・・

アムロガンダムに乗るまで・・・第一話

http://www.biwa.ne.jp/~souji-m/PE/PSYCHO/g-ad.html
第一話25分くらいでこれだけ描かれてるんだからいい意味でやりすぎ!

挙手での多数決シーンだけでもキャラが立つ・・・第三話

「では、これも五分五分かもしれんが、我々がうって出る方に賛成の者は?」
避難民は皆逃げることを望み、空気を読むように手を上げるカイ、ブライトが上げるのを見て手を上げるアムロ

キャラ立ちから戦死までの時間の短さギネス級「補給艦長ガデム」・・・第三話

 「ザクもミサイルも食料もシャアに渡してやる!補給部隊の面子にかけてな!」
 補給艦長ガデムはホワイトベース隊の攻撃を受け危機に陥った艦から全ての物資を決死で送り出す。そして攻撃者のガンダムに遭遇し、荷役用の非武装の旧ザクで攻撃を仕掛ける。
 「わしの船をやられたんだぞ。このザクとて、わしと百戦錬磨の戦いの中をくぐり抜けてきたのだ。にわか作りの連邦軍モビルスーツなど、一撃で倒してみせるわ」と。
しかしシャアは「やめろ、ガデム。貴様のザクでは無理だ」と制止するがガデムは聞かない。
 非武装のザクが攻撃をしかけてきたことに驚くアムロガンダムの突きをかわし、タックルを入れるガデム機。「素人め、間合いが遠いわ!」圧倒的技能差を見せた次の瞬間、ガンダムビームサーベルに叩ききられてしまう。
連邦軍はあれほどのモビルスーツを、開発したのか。うわあーっ」と絶叫し爆発するガデム機。


 素人が格好良いくらいに出来るプロに勝つという状況に何となく怖さを感じる展開で、ここは特に気に入った。

食事もすれば服も着替えるキャラクター

監督が書いた本をいくつか見た感じだとかなり意識してこういう場面を入れているっぽい。
生活感あって説得力が出て面白いと思う。