「自分語り」や「心情の表現」をすることに病的に強い抵抗を感じる傾向を解消するのはこのblogを書く目的の一つなので、こういうプロフィール拡大版アンケート企画への参加はとてもいいです。ありがとうございます。
今部屋にある蔵書の冊数
300〜700の間くらいだと思う。
最後に買った本(マンガ)
「蟲師 第6巻」
幻想旅情伝奇漫画。ぼくは南方の平地出身なので、山の中に人間が住んでいたり、雪が積もることが普通の風土だったりということにもファンタジー性を感じてしまう。
今読んでる本(マンガ)
病的に平行読書してしまいます。気分で読む本を変えたがるので・・・
- 「蟲師」
- 「なるたる」
この漫画の著者の鬼頭莫宏はこれを30代で描いたみたいだけど、子供の時特有の厭世感覚を忘れないでそこまでたどり着いた・・・??
あと、自転車と航空機が好きすぎです。
- 「蝿の王」
まだ序盤。
翻訳が自分と相性悪く読みづらい・・・
モーターサイクルは旅の序盤で廃車になるのだけど、このタイトルってアリなのかー?
- 「タンクテクノロジー」
2005年の今から見ると考え方が少し古いかな?と思う部分がいくつかあり、絶版なのでできれば新版希望な戦車技術専門書。
- 「誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論」
デザインはロジックで作るものだという人向けの人間工学本。
- 「未知の剣」
第二次世界大戦末期の日本軍試作戦闘機部隊ノンフィクション。
ジョジョの奇妙な冒険第四部ファンなら必読。値段がちょっと高価いよ。
- 「西條八十詩集」
この人、サブカル層からの支持が意外と無くてちょっと驚いた。「カウンターカルチャー」でないとダメだとか、そういう規範があったりするのでしょうか。
ただひたすらに綺麗な象徴詩を書いていたと思ったら、楽しめの流行歌も書いてたりで好き。
漫画でさえ積んでしまいます。
よく読み返す本、または自分にとって特に思い入れのある5冊
「絶対的な良さ」というものを評価できるほどは本を読んでいないと思うので思い出中心に。4つしか思いつかなかったし。
- 「きまぐれロボット」星新一
人生で最初に買った小説だと思う多分。風邪で寝ているとき目録から選んで買ってきてもらった。面白くてたまんなかった。
- 「アドバード」椎名誠
自分が最初に読んだSFで、異世界を見る楽しさを知った。
ハード路線になった今から見れば、「サイエンスファンタジー」な味。
でも今でも椎名誠SF世界観と語感は好き。
自分が初めて読んだ戦争本はこれ。
貧民から花形ではない地味でつらい潜水艦乗りになり、日本潜水艦が皆殺しになった第二次世界大戦の太平洋を生き残った不死身艦長の自伝。
「殺気を感じたので潜行してみたら紙一重で敵の砲弾をかわせた」「日本兵が玉砕した島から人魂飛んでくるのが見えた」「アメリカ爆撃機に発見されたので帽子を振ってアメリカ潜水艦だと合図したら見逃されて助かった」などなど大胆な奇跡体験多数。
最初に気に入ったのが、単独行で隠れて働く潜水艦モノだったということは、自分の後のファン傾向を強く象徴していると思う。
読み返し回数最多漫画。
著者のコメントを引用して紹介。クズ鉄町はこの漫画の舞台の、サイバーパンクものらしいスラムのような街。
「クズ鉄町は総ての価値観が崩壊してしまったあとの世界だ。 伝統も神話も、思想もない。我われは、すでにそういう世界に生きている。 大切なのはそのことの善悪をうんぬんするのではなく、認識することだ。 ナイーブな内面とハードな現実のコントラスト。 そして、現実を認識しつつ、虚無やシニカルに流されることなく、 なおも生きていく。 それは気分ではなく、意志の力であり、個を保つ「戦い」の真の意味だ。 それが『銃夢』で描きたかったことだった。」
バトンを回す先が思いつかないのでこれで終わりにします
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モノカキの仕事をされておられたid:crow_henmiさんが立候補しましたのでバトン送りトラックバックします。
「文を書く仕事」をしている方がどういう本を読んだりしているのか、結構興味あります。