「星を継ぐもの三部作」完結編。
冥王星の彼方、ガニメアンが移住したと思われる星から再び通信が届き始めた。しかもその通信は地球の通信コードと言語を用いたものだった。しかし地球側は今までにその星と接触を持ったことが無い。このことが意味するのは、地球が以前からガニメアンから監視されていたということ・・・
そして通信の内容は、地球人が戦乱と武装化に明け暮れた凶悪種だと言う実体と全くかけはなれたものだった。
権謀術数を用いない実直なガニメアンが何故そんな誤解をしたのか・・・?
その裏には長大な陰謀があった。
前2作は「世界は完全平和」「舞台は地球から遠く離れた宇宙基地」と設定することで謎解きに完全集中させたSFミステリ作品でしたが、今度は地球人vs宇宙人のスペオペ風スパイ&ネットワークバトル。
方向性変わりすぎです!
「科学者さん」はただひたすら「科学者さん」で、「艦長さん」はただひたすら「艦長さん」で、とキャラクターに多面性を出さない(心理的ブレを出さない)作家なので、メカニズムの謎をひたすら解く前2作と違って知的生物同士の知恵比べや裏の取り合いという心理が絡む戦いをする今作は、大雑把な感じがしてイマイチ面白くない・・・