主人公コワルスキーの仕事は東海岸デンバーから西海岸サンフランシスコまでの自動車の陸送をすること。金曜日の夜に東海岸を出発し、月曜日の朝に西海岸へ着けばいい。
しかし、彼は友人と賭けをする。日曜日の朝には着いてみせる、と。
そして彼は超高速で走り出す。元レーサーだったこと、ベトナム戦争に行ったこと、警官だったこと、恋人が死んだことなど今までの人生全てを振り切るように・・・
超高速で突っ走るコワルスキー。捕まえようとする警察。その無線を傍受しコワルスキーを応援するラジオDJ。そしてその放送と新聞により人々のアイドルになるコワルスキー。
コワルスキーは超高速の旅の中、社会の外で生きるヒッピーやらなんやらと出会い、別れ、全てのしがらみを振り切り、そして目的地で皆から見守られつつ満足げに消失する。
この映画は奥山貴宏という人が最期に書いた小説のタイトルに使われたという話で知って見たのだけど、本当にピッタリの展開だと思った。
あと、アメ車ってオーバーハングが長くて、サスペンションも柔らかくてビヨンビヨンしてるから動きが派手でカーアクションが楽しく見える。
- 作者: 奥山貴宏
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2005/04/14
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 68回
- この商品を含むブログ (67件) を見る