放課後は 第二螺旋階段で

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「機動戦士ガンダム 11」 part2

第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー

 「前に進んじゃ駄目だ!人と光の渦が溶けていく・・・あれは憎しみの光だ!」
 前話ラストでのアムロの警告通り、ジオン公国の指導者ギレン・ザビの命により最終兵器「ソーラレイ」が連邦・ジオン和平交渉艦隊に対し使用される。
 連邦艦隊は大打撃を受け、和平交渉に出ていたギレンの父デギン・ザビまでも吹き飛ばされ、ジオンは最早戦いを終らせることができなくなった。


 この直後、ギレン・ザビア・バオア・クー要塞のジオン将兵に対し演説を行う。これは最後の演説となる。


「我が忠勇なるジオン軍兵士達よ。今や地球連邦軍艦隊の半数が我がソーラ・レイによって宇宙に消えた。この輝きこそ我らジオンの正義の証である。決定的打撃を受けた地球連邦軍にいかほどの戦力が残っていようと、それはすでに形骸である。あえて言おう、カスであると。それら軟弱の集団がこのア・バオア・クーを抜くことはできないと私は断言する。人類は、我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理・運営されてはじめて永久に生き延びることができる。これ以上戦いつづけては人類そのものの危機である。地球連邦の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん、今こそ人類は明日の未来に向かって立たねばならぬ時である、と」
 連邦艦隊に大打撃を加えたとはいえ、もはやア・バオア・クー要塞以外何も残らなくなってしまったジオンは選民思想にすがることに。
 この時ギレンは本気でこの演説を行っていたのか、それとも逆説だったのか・・・ソーラレイを味方にまで使ってしまったから本気だったのかな。


 連邦残存艦隊はア・バオア・クー要塞攻撃を再開。アムロア・バオア・クー要塞への攻撃箇所提案をする。


アムロ 「でも、大丈夫だと思います。ア・バオア・クーの狙い所は確かに十字砲火の一番来る所ですけど、一番もろい所だといえます。作戦は成功します」
ブライト 「ニュータイプのカンか?」
アムロ 「はい」

カイ 「アムロ、さっきお前の言ったこと、本当かよ?」
アムロ 「嘘ですよ。ニュータイプになって未来の事がわかれば苦労しません」
セイラ 「アムロにああでも言ってもらわなければみんな逃げ出しているわ、恐くてね」
カイ 「そりゃそうだな。逆立ちしたって人間は神様にはなれないからな」
 ニュータイプ能力でなくニュータイプという扱いのほうを利用する要領を見せ、攻撃を開始。



 一方シャア・アズナブルニュータイプ専用MS「ジオング」を受領する。


「さて問題は、私に明確なニュータイプの素養があるかどうかだが」
 シャアは「ニュータイプ専用機」というメカに能力を試されることになり、アムロと再びぶつかりあう。


  • ニュータイプ」って当人にとってはどうということもないけれど、他人から見ると凄いもの?アムロの嘘とシャアのコンプレックス。
  • ザビ家への復讐、ララァニュータイプ概念、という具合に何かにすがってないと生きていられないのに、それらから次々見放されていくかのようなシャアは寂しい。ジオングを上手く操れない苛立ちから「私もニュータイプのはずだ!」と叫ぶが・・・
  • 40話レビューでアムロララァの関係に「君とぼくだけの戦い」という表現を使ったように、シリーズ末期になると世界が狭く、巨大だった戦争の行き先が個人の能力で左右される傾向が強くなっていく印象。最後の要塞ア・バオア・クーまで来ると、アムロやシャアがいればほぼ単騎で戦区一つを制覇するくらいに。