Amazon.co.jp: 『犠牲(サクリファイス)』への手紙 (文春文庫)
犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日への反響の手紙の紹介、柳田邦男と河合隼雄の対談、今までの自作語りを収録。
神経症の当事者のぼくにとっては、「犠牲」への反響の手紙で、一人称視点で整理されて語られる自分以外の精神病・神経症者の思考や経過を知る事で治療の方向性が見えたのが非常に良かった。
それと、人は死に意味を持たせ悲しみを和らげるために、亡くなった人間の生涯をある種の物語として捉えようとするいう発想が非常に印象的だった。