放課後は 第二螺旋階段で

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「リンダキューブ・ハッピーチャイルド」 桝田省治・窪内裕

リンダキューブ―ハッピーチャイルド (ファミ通文庫)
Amazon.co.jp: リンダキューブ―ハッピーチャイルド (ファミ通文庫)

「愛する者が死ぬと、みんな泣くのね。」

 PCエンジンプレイステーションセガサターンで発売されたRPGリンダキューブ」のノベライズ。
 ゲームは、シナリオA「MERRY XMAS」、シナリオB「HAPPY CHILD」、シナリオC「ASTRO ARK」、おまけのシナリオD「LAST YEAR」の4つの話で構成されていました。
 この本はそのうちのシナリオB「HAPPY CHILD」にAの敵役「ネク」を登場させた構成。
 シナリオAとBの名場面を登場させることに力を入れた作りなので、ゲームをプレーしてから読むと、「ああ、こういう場面あったなあ」って思い出して楽しくなれます。でも、それだけ。
 「新たな楽しみ」はあまり無いかな。「田中達之作品集」にも収録されていないイラストが使われていることくらい?


 「リンダキューブ」のシナリオって、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなセルフパロディや、本筋と関係ない村人の発言のユニークさで作中世界の雰囲気ができあがる作りなので、それらが殆どカットされて一本調子に纏められてしまうとあまり面白くない・・・


この本は現在絶版で、プレミア価格がついてしまっています

 今まともな値段で読んでみたい方は、ぜひ復刊.comで投票を!ぼくも投票しています。だいたい3週間に1回くらいの頻度で何か交渉が行われているという通知が来るので、復刊の可能性は比較的高そうな雰囲気です。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=11735