サントリー・サタデー・ウェイティング・バー - Wikipediaを見れば分かるように「お洒落」や「流行への敏感さ」を強調しているラジオ番組なので、今回の特集は普段の路線と違いすぎて、シュールささえ感じてしまいました。「教授」が教えている文学部学生の間でライトノベルが流行っているという一応の条件付けはありましたが……
ゲストとして新城カズマ、神北恵太*1、今野緒雪、野崎岳彦、時雨沢恵一らが登場。ほかにもラジオドラマで「とりあえず『マリみて』『ハルヒ』『キノ』を読んでみればいい」と「ツンデレの人実演」等を放送。
「ツンデレの人」がちゃんと動いてるところはこの番組のドラマで初めて「見た」んですけど、「別にあんたのためにしてるんじゃないからね!」系の強制否定語が多いのがおもしろいですね(笑)
ライトノベルに興味はあるしチョコチョコ読むけれど大ファンというわけではない自分にも丁度良い内容で、とても面白かった。
特に印象強かった話は……
- 「マリア様がみてる」を書いている今野緒雪のサイン会に来るのは男性のほうが圧倒的に多くて、ファンレターを送ってくるのは女性のほうが大幅に多い。他の作家でもこういう感じの比率になってるという話を見たことがあります。
- 「キノの旅」の時雨沢恵一は「イラストが付くことが大前提になっているので、あまり表現を多くせずイラストの力を素直に借りることもある。特に主人公に関しては、表紙に主人公の顔が載っているので、百聞は一見にしかずで細かい描写は必要ない。」という話をしていた。自分は、自分の世界を一部とはいえ他人に任せるのが怖くないのかなと少し思う。
以下のページでゲストが話したことほぼ全てが網羅されている「まとめ」が見られます。
http://www.avanti-web.com/pastdata/20060603.html