放課後は 第二螺旋階段で

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荒木飛呂彦とゴーギャンの絵の描き方 / 絵の練習日記

 「東海学園」という学校で「サタデープログラム」という大規模講演会が行われ、「ジョジョの奇妙な冒険」等で知られる荒木飛呂彦も登場し、それのレポートが各所に掲載されているのでいくつか読んでみています。
 作風通りの「リクツの人」なので面白い。

オレは漫画に感謝している 漫画家にならなければ妹をSATSUGAIしていたから……荒木飛呂彦

http://kaikou.gozaru.jp/#060624
 この「デトロイト・メタル・シティ」からのパロディタイトルがつけられた荒木飛呂彦講演会のレポートの中で

・そしてゴーギャンの絵を紹介。劇画でもゴーギャンの様にタイル毎に分けて書いている事、また土の色がピンクだったり、木が青かったりと普通の色遣いではない事を説明。

 という記述があるのですが、これって絵を細かく区画に割って、それごとに描いてるってことなんでしょうか?ゴーギャンがそういった描き方をしていたという話は知らなかった。そういう絵柄には見えないし。
 プロの自作品でもこういう素人の模写と同じ方法を使ってるっていうのは不思議な感じ。
 

さらに調べたら別の答えが

http://homepage3.nifty.com/tomi_tomi/araki.htm

奥行きがあるのに色をエリアで囲んで描く。地面がピンク、青だったりする。私はあまりアニメになっていないけど、アニメになったときスタッフから「承太郎何色ですか」と聞かれる。しかしそう言う概念が無くて、(資料を出す)ジョルノをピンクで塗ったりブルーにしたりする。計算して塗る。パワーが発揮されるように。それを80年代に研究して取り組んだ。西洋美術の陰影法や、彫刻を見ながらポーズを描く。こう言うやり方で個性を作っていく。劇画ではあまりやらないけど、そうやって勉強していく。それがジョジョ

「奥行きがあるのに色をエリアで囲んで描く」ってどういうことなんだろう。遠近法とか無視ってこと?それはよく分からなかったけれど、「絵にしたときにパワーが発揮されるならモノの色を無視したってかまわない」という気分は分かってきた。


豪華なサタデープログラム

 ゲームデザイナの桝田省治もこの日に同じ場所で講演会をしていたらしいです。詳細なレポートはまだ見つけられず。