農場作業へ運ばれるジョーたち。
外に出たからには脱走を狙うか・・・・・・?だけど周りは一面の海。
そこへ皆が「力石さん」と呼ぶ最強の男、力石徹が自転車で登場。奴は必ず力石のテーマで現れるぜ。
ジョーへ白木葉子からの手紙を持ってきてくれるけれど「礼くらい言え」と手紙を落とし、拾おうとしたジョーの手を轢いて去るのでした。
しばらくした後、ジョーは豚を暴走させて脱走しようとするが、力石は豚たちの群を華麗なフットワークですり抜け、見事なカウンターパンチの一発でジョーが乗る豚を仕留める!
「何故止めた?点数稼ぎでもしようっていうのかい?」「俺はへその緒を切って以来こんなに憎い奴に会ったのは初めてだぜ!」「畜生!ぶっ殺してやる!」「覚悟しろ!」
怒り狂ったジョーは左パンチを顔面に打ち込み、初めは確かに命中する。少年院最強の力石に。
しかし力石が構えた途端、パンチは一発たりとも通らなくなってしまう。
「このど素人が・・・・・・」
力石はジョーのパンチを読みきり、ジャブに対して踏み込んでかわして、カウンターのアッパーカットから連打を叩き込む。
それでも「まだまだだ!」とかかってくるジョーに、さらにとどめのカウンター。
ジョーは何故打ち負けたのかも分からないうちにやられてしまう。
「何故動けないんだ・・・・・・?」「これほど強烈なパンチを食らったのは生まれて初めてだぜ」
力石はジョーのために救護を呼んだ後「初めのジャブはプロ級なのに、その後のアッパーは全くの素人だ。訳が分からん」と去るのだった。