丹下段平のもとに封書が届く。
それはジョーの意志により返送された段平からの手紙だった・・・・・・ジョーは段平の指導をろくに信じていないのだった。
前回パンチを受けてダウンして医師の治療を受けているジョーのもとには、力石徹がやってくる。
力石は、先制の左ジャブを受けたとき、本格的な打ち方から張り合いのある相手だと感じ、その存在が嬉しかったのだ。
だからこそ、それに続くパンチが全くの素人だったことに失望していた。
ライバルを欲しがる力石。彼もまた孤独だった。
力石は、ジョーが医師の言う「負け犬」かどうかを確かめるために、顔面狙いの寸止めストレートを放つ。
ベッドで寝ているジョーはそのパンチをしっかり見据え続ける。
決して目を閉じないのだ!
「あれは死んでも負け犬になれねえ男の目だ!」
しばらくして体調も良くなり、どうにかこうにかして島から脱走したジョーは*1、脱走先で出会った島への郵便配達夫から手紙を渡され、その中に力石からの手紙があることに気がつく。
その手紙には「ジャブだけが本物だった」と書かれていた。
ジョーはこの手紙を見て、力石を倒すために少年院へ自ら戻ることを決め、段平の教育が強力だったということを実感として知り、態度を変えて「ドカドカ手紙を送ってくれ」という頼みの手紙さえ送りだす。
まじめな力石徹が少年院に入ったわけ
破竹の勢いで6回戦クラスにまで上がった力石徹も、観客から「八百長野郎」と野次られたことに怒り瀕死の重傷を負わせ出場停止に。
それでも戦いを止められない力石は自ら危険に踏み込んで暴力事件を起こしてしまい、その最終結果が孤島の少年院。
説明するのは力石に倒されたジョーを治療する医師。
これは納得がいきます。
*1:ここは何故出られたのか原理がよく分からない