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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』自分語りと思い出要素込みで細かめの感想 - 放課後ハ 螺旋階段デ
『トップをねらえ2!』の第3話では、チコ・サイエンスのバスターマシンが、万能感に裏打ちされた意志の力で放つ必殺技エキゾチックマニューバでマイナス一兆二千万度の冷凍ビームを出し物理法則を曲げて過去を書き換える。碇シンジと初号機は強い意志の力で起こった天使化で過去の物語を書き換える。
そして、第5話で「わくわくする!二人で世界を救うんだ!一緒に星になろう、ノノ!」と言って二人特攻で一花咲かせようと感極まったラルク・メルク・マールの前から消えて足止めするノノのように、「自分がどうなってもいい、世界がどうなってもいい、綾波だけは!」と天使化の勢いで世界を破壊しそうになった碇シンジには渚カヲルが槍を刺して、特攻に納得してしまうのを止めて後のエピソードに続ける。
これで鶴巻和哉監督作っぽい展開と思ったのです。
過去の事実を受け取り方の層で少し書き換える。
物語的に何をしても納得できるほど燃え上がった状態になっても、無茶なら冷ます。
「痛みだけがリアル」なんて嘘。避けられるのなら避ける方法を考えればいい。ただ逃げるのとは違う。
いわゆる箇条書きマジックの効果が出ているとも思うけど…