放課後は 第二螺旋階段で

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庵野秀明への道 「宇宙大戦争」

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 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 公開に備えて東宝特撮見たシリーズのひとつ。

 シナリオに関してはあまり言うことがない。悪い意味で記録映画調というのだろうか。登場人物のキャラクターを立てる発想があまりない時代の作品のためであろうか。

 制作時期(1959年)が今よりも遥かに第二次世界大戦に近いためか、宇宙人の侵攻に対する国連軍出動準備会議や防空軍指揮所などは細部に不思議なリアリティがあり、戦争の本気感は高い。バネ・ネジ状の銃身放熱板がついたビームガンのデザインが日本軍の十一年式軽機関銃を思わせる所もまた時代である。

 音楽が非常に有名な作品でもある。

 以下の動画「へたな鉄砲 & じょうぶなタイヤ」の1分15秒位からも参照。

細か目の感想・特撮の感想

  • 今作で多用された光学合成のレーザ描写は今の作品であえて再現されると新鮮かもしれない。銃でも砲も魚雷でもなく、細く無限長のビームサーベルのようなイメージ。射撃方向変更にかかる時間はわずか1フレーム。
    • これが庵野秀明の描く薙ぎ払いレーザへの道。
  • 以上のように、この作品は全体ではなく要素要素が現代に残っている。
  • 今作のフィルムは既にHDテレシネされているため時期不明ながらBDが発売されると思われる。(HD放送のCSにて視聴)