軽めの本から読書ペースを復興させようという計画の一環として本を選ぶ中、最近交流のあるイギリス海軍関係に詳しい[twitter:@flowerclass]さんや[twitter:@hms_ulysses]さんらの影響でこれを手に取りました。
タイトルと表紙イラストは勇ましい感じですが内容は雑誌「ネイビーヤード」連載のコラム「なんだか蛇の目なフネだから」を中心にまとめたもので、第二次世界大戦期のトライバル級を初めとする多数の駆逐艦、潜水艦、ダイドー級防空軽巡、アブディール級高速機雷敷設艦、ロイヤル・サブリン級戦艦、戦後のリアンダー級フリゲイトなどイギリス海軍において特に大活躍したという訳ではなく、かといって駄作という訳でもないスポットライトの当たりにくいワークホース的な艦艇が中心に紹介されています。
本書を読むとイギリス艦艇に関するコモンセンスを感覚的に養うことができるのです。
ロイヤル・サブリン、レナウン、フッド、そしてネルソンをデザインした華麗なるユースタス・ダインコートについてはさらに調べたいと興味を引かれました。