放課後は 第二螺旋階段で

筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのblog。代わりにカテゴリタグによる分類に力を入れております。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

2020年私的ベストソングコレクション

 COVID-19などにより正直に言って例年になく動きが遅かった音楽業界。それに合わせてか、レトロ系中心でリストアップしちゃいます。

  • 結論から書きましょう!ベストアーティスト・ベストトラック賞は Mili の 「雨と体液と匂い」
  • ベストボイス賞は Uru
  • ベスト声優ソング賞は上田麗奈「あまい夢」
  • ベストラジオ番組賞は「CITY CHILL CLUB」
  • 特にランキングはないベストトラック賞
  • 特別功労賞は赤い公園津野米咲
  • 総評
  • 過去のベストソングコレクション

 Youtube埋め込み動画が多く重いので畳みます。

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2020年度のラジオ私的番組表(12月 冬の再改訂版)

 ラジオ実況ハッシュタグを追って、そこに投稿している人々が聞いている番組を聞いての繰り返しで、好きな番組が一気に増加したため年末になるより先に記録します。主に声優番組の厚みが大幅アップ。

特筆推薦番組

  • 休日の午後部門 NHK-FM 土曜 1400 アニソン・アカデミー

月曜日

  • 1600 NHK-FM 音楽遊覧飛行[再]
  • 1640 NHK-FM ゆうがたパラダイス はんにゃ金田と欅坂46のゆうがたパラダイス(とりあえず和みます)
  • 1800 NHK-FM 夜のプレイリスト[再](著名人が推薦アルバムを1日1枚紹介。夕暮れと夜の似合うしっとり落ち着いた番組です)
  • 1900 A&G 石原夏織のCarry up!?(喋ってる自分がゲラ過ぎる事が可笑しくてさらに笑ってしまうようなテンションで、ちょっと中毒的な面白さがあります)
  • 2300 NHK-FM 松尾潔のメロウな夜(未だおしゃれナンバーワンといっても過言ではないR&B番組。BLM運動激しい今年はその空気感も多少伝わってきます。ちょっと切ない系の選曲が多く23時台の空気)
  • 2400 NHK-FM 夜のプレイリスト
  • 2500 AM TBSラジオ伊集院光の深夜のバカ力(昔のような無茶な勢いはありませんが、落語経験者の熟練の話術といった方向でまた新たな楽しみが生まれています)
  • 2530 A&G Lynnのおしゃべりんらじお(自分は深夜のバカ力聞いてますが、こちらも面白いです。競馬トークだったり、完全台本でかなり変な芝居をしたりと深夜ノリ。構成作家洲崎西と同じふかわげんき)
  • 2700 AM TBSラジオ系 CITY CILL CLUB(タイトル通り、シティでチルな音楽の2時間。深夜3時開始5時終わりという時間帯にあわせた選曲。曜日変わりの月ゲストがチョイス)

火曜日

 毎週火曜日は超!A&G | 文化放送の日です。1640のNHKFMもアニメ系番組。

  • 0920 NHK-FM 音楽遊覧飛行
  • 1330 A&G Lynnのおしゃべりんらじお[再](深夜のバカ力と放送時間が重なっているためこちらで聞くことが多いです)
  • 1600 A&G 丹下桜のRADIO・A・La・Mode[再]
  • 1640 NHK-FM ゆうがたパラダイス 三森すずことアニソンパラダイス(現在放送中の最新アニソンから最近10年内のアニソンを中心に、前Qこと前田久のワンテーマ解説コーナーを加えることで過去から現在に至る流れも学べるという非常によくできた番組です)
  • 1730 A&G 渕上舞のとりあえずまぁ、話だけでも。(上のゆうがたパラダイスと時間がかぶっているため、この枠で聞く事は少ないです)
  • 1800 NHK-FM 夜のプレイリスト[再]
  • 2130 A&G 上田麗奈のひみつばこ上田麗奈が好きならたまらない非常に可愛らしい番組です)
  • 2400 NHK-FM 夜のプレイリスト[再]
  • 2530 A&G 安野希世乃のきよなび!(FMっぽいクリーンな感じの声優ラジオです。それなのに編成都合で洲崎西の直後になったばかりに投稿が若干奇抜に)
  • 2530 A&G 田中美波のかもんみなはうす(2019年イベント出演数は44回と総合年間最多で元気いっぱいの女性声優番組です。友情出演的な話題で新進声優情報いろいろキャッチアップできます。ラジオネーム:半角ロッキーさん(父)がまれに登場するのも和みます)(土曜24時に移転しました)
  • 2600 A&G 高垣彩陽のあしたも晴レルヤ(比較的昔ながらの声優ラジオ番組です。トークに出てくるスフィアのタフなチーム感も好ましいです)
  • 2630 A&G 豊田萌絵のアイドル畑でつかまえて(昭和を中心に、平成から現在まで長い系譜で女性アイドルカルチャーを楽しんでいく番組です。ロフトプラスワン系のノリです)
  • 2700 A&G 学園祭学園の喋れ!学園祭構成作家やライターも行っているおしゃべりバンド「学園祭学園」のトーク番組です。かれらと同年代の1985年近辺生まれオタクに刺さる濃厚さと、喋れ歌謡曲コーナーでの解析的な曲解説が楽しみです。文化放送大好き過ぎて業界入りしたかんじです)

水曜日

  • 0920 NHK-FM 音楽遊覧飛行
  • 1200 A&G 鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト(学園祭学園・青木佑磨が登場)[再]
  • 1300 A&G 洲崎西[再](この枠で聞くとお昼のFMトーク番組っぽさがありますね)
  • 1330 A&G 田中美波のかもんみなはうす[再]
  • 1430 A&G 豊田萌絵のアイドル畑でつかまえて[再]
  • 1500 A&G 学園祭学園の喋れ!学園祭[再]
  • 1530 A&G 渕上舞のとりあえずまぁ、話だけでも。[再](フリートークのシリアス度が妙に高かったりぶっちゃけ感が強いちょっとロフトプラスワンのイベント系のノリがあるラジオです)(ここまでA&G7本立てで楽しめる編成となっています)
  • 1600 NHK-FM 音楽遊覧飛行[再]
  • 1640 NHK-FM ゆうがたパラダイス 赤い公園津野米咲のKOIKIなPOP・ROCKパラダイス(こだわり選曲の00年代以降J-POP中心番組です。ロキノン系?ミュージシャンでもありプロデューサーでもあるパーソナリティならではの独特なバランス感覚があります。紹介される新人が非常に確かです。Official髭男dismや踊Foot Worksをデビューとほぼ同時に捕捉できたのはこの番組を聞いていたから)(パーソナリティ死去で継続不能になりました。信じがたい‥‥)
  • 1800 NHK-FM 夜のプレイリスト[再]
  • 2400 A&G 鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト(帯番組ですが水曜は学園祭学園・青木佑磨が登場し特に楽しみ)
  • 2400 NHK-FM 夜のプレイリスト

木曜日

  • 0920 NHK-FM 音楽遊覧飛行
  • 1600 NHK-FM 音楽遊覧飛行[再]
  • 1640 NHK-FM ゆうがたパラダイス 青山テルマのアフタースクールパラダイス(基本ギャルのノリの番組ですが、意外とインテリだったりもします。インターネットミームになった「マックの女子高生」的な明晰さがあります)
  • 1800 NHK-FM 夜のプレイリスト[再]
  • 2400 NHK-FM 夜のプレイリスト
  • 2600 A&G 阿澄佳奈 星空ひなたぼっこ(「演劇人」を感じる声優のラジオです。地元出身でフリートークのちょっとしたイントネーション感覚などにたいへん馴染みがあるのも私的に好印象)
  • 2630 A&G 能登麻美子 おはなしNOTE(能登麻美子青空文庫に収録されているような古典名作文学を朗読し、その後にフリートークやお便りのコーナーの番組です。声が好きなら。深夜らしい番組です)

金曜日

  • 0730 A&G 丹下桜のRADIO・A・La・Mode[再](この時間帯に聞くのもなかなか良いのではないでしょうか)
  • 1500 A&G 裏方[再]
  • 1800 NHK-FM 夜のプレイリスト[再]
  • 2400 NHK-FM 夜のプレイリスト
  • 2700 A&G 裏方

土曜日

  • 0700 ワシザキスタイル*ヨシオカモード[再](ファッションにあまり興味がない二人がファッション誌に軽くツッコミ入れながら斜め読みしたりするお昼のFM感覚の番組です。鷲崎健吉岡茉祐出演)
  • 0930 A&G 豊田萌絵のアイドル畑でつかまえて[再]
  • 1400 NHK-FM アニソンアカデミー (主に30歳以上向けの渋い選曲のアニソン番組です。90年代からマニアックにアニメを見ているエヴァンゲリオン世代なら間違いなく面白いはず。ゲストが豪華なのも大きな魅力です)
  • 2100 NHK-FM 片山杜秀 クラシックの迷宮 (サントリー学芸賞受賞者であるパーソナリティが毎回ワンテーマに沿って有名曲から珍しい曲まで作曲経緯含めて紹介し知的好奇心が満たされます)
  • 2400 A&G 田中美波のかもんみなはうす(火曜深夜から移転しました。土曜深夜24時はTVではアニプレックスのフラッグシップ作品放映枠であるため、かなり聞きづらくなりました‥‥)
  • 2430 A&G 石見舞菜香・ファイルーズあいの凸凹Saturday Night☆~マジ東風イェア~(たいへん面白いのですが、フラッグシップ級アニメとかち合ってしまう時間のため聞きづらいです。日曜午前へ)

日曜日

  • 0800 A&G 田中美波のかもんみなはうす[再](日曜午前の女性声優番組再放送枠がパワーアップしました)
  • 1500 A&G えなこの○○ラジオ(プロ意識高すぎコスプレイヤーえなこ、学園祭学園・青木佑磨は名コンビでトークが良)
  • 1830 A&G ワシザキスタイル*ヨシオカモード
  • 2200 NHK-FM サウンドクリエイターズファイル (月替わり、または半月替わりでミュージシャンが自らのルーツになる音楽と新曲について語る、興味ある方が出ているならば絶対に外すことのできない番組です。逆にいえば、興味がないミュージシャンなら1ヶ月聞くことはない)

聴取終了番組に関する一言コメント

  • ディスカバー・マイケル(1年間走りきりました。まさに大団円)
  • ゲームさんとラジオ(放送地域から外れました)
  • ピートのふしぎなガレージ(1992年のサントリー・サタデー・ウェイティング・バー・アヴァンティから続くカルチャー系雑談番組枠がついになくなりました)
  • セブン-イレブン presents 佐倉としたい大西(関係の非対称性から来る展開の幅不足でちょっと飽きてしまった)
  • 1130 A&G のざP・駒形友梨のライブドッグ!(ビクター・フライングドッグ系の音楽プロデューサー野崎圭一の番組です。それ系のサウンドが好きなら。020年09月終了しました)私はこのビクター系サウンドが大好きなので、昔の裏話が色々聞けてとても楽しい番組でした。昨今の派手な業界の動きからは乖離していたかも。

聞きたいけれど聞けていない番組

以上放送地域外。

逆説的にエンジニアは戦闘機を作れないと知る「主任設計者が明かすF-2戦闘機開発 日本の新技術による改造開発」神田國一(FS-X設計チームリーダー)

主任設計者が明かす F-2戦闘機開発

主任設計者が明かす F-2戦闘機開発

  • 作者:神田 國一
  • 発売日: 2018/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

本書を読んだ経緯説明と総評

 元三菱・川崎・富士重工・防衛技術研究本部などの人々が「航空機設計の神髄が詰まっている」と評していたため読んだのが本書である。しかしながら、自分が受けた印象はむしろ逆で「航空機作りは設計能力でない」と事例により理解する事ができた形である。

 では何によって戦闘機を開発するのか?それは「組織の調整力」である。リーダーたる著者は朝7時から23時までの「セブンイレブン」労働と休日返上の英語学習により、三菱とゼネラルダイナミクスの間にたってのF-16F-2の設計調査・仕様調整、そして進行速度と育成を考慮したチーム作りを行い、それが仕事の90%以上を占めているのである。

 また、執筆関係の専門家ではないため本としてはあまりよい作りではない。

 かなり辛辣な評価をしてしまったが、脚庫扉の縁部分を分厚く作る事で高速飛行中の空力的破損を防ぐ方法をXT-2で割り出し、のちにF-16も同様のデザインになっている事を確認し満足したといったエピソードは興味深かった。単に飛行するだけの性能なら比較的容易に追いつけても、こういった細かな部分は一度自分たちで開発しないと意味が分からないものなのである。これは本書の視点を象徴する出来事であると思う。

 また、T-2CCVで積んだ飛行制御ソフトウェア開発能力により、リア・シーグラー社に外注する必要がなく不具合修正が手早かった点も興味深かった。類似する事例として、レーダーロックが容易に外れてしまうトラブルも、電子装備の機体へのフィッティング予算がアメリカとは比較にならないほどわずかであり、しかしながらそれを自国で低コストかつ速やかに修正できるというメリットがあるのである。

 垂直尾翼の強度不足問題も同様に比較的早期に解決する事に成功していた。

F-16 Block40から F-2 への改造は三菱にとって最も適していた?

 全く偏見の話になってしまうが、既知の事柄を学習するのが突出して得意なタイプのエリート技術者で固めた三菱は、F-16 Block40 の各部の設計経緯を把握する必要があるF-2開発に特に適合していたのではないか?という印象を受ける場面がままあった。完全新規設計により奇抜性・野心的な卓越性・原型機とあまりに違いすぎる性能特性を与えようとする場面はあまりみられなかった。

意外と属人的なアメリカのエンジニアたち

 F-2の開発中、離陸滑走距離の計算根拠がなかったためGDに問い合わせた所、資料は会社で持っておらず特定の個人に口頭で聞くようにと指示される場面がある。思いのほかマニュアル化の国でないアメリカである。

カナード廃止の経緯

 垂直カナードなどのいわゆるCCV装備が省略されたのは、機体のわずかなバンクなどを許容するだけでおおむね同様の性能が得られると分かったためである。カナードにより目標としていた機動は、DLC(Direct Lift Control)、DSC(Direct Sideforce Control)であったが、F-2に実装されたのは ME(Maneuver Enhancement)、DY(Decoupled Yaw)である。(いずれも若干あいまいな名付けとは思うが‥‥)