放課後は 第二螺旋階段で

モバイルでは下部のカテゴリ一覧を御覧ください。カテゴリタグによる記事分類整理に力を入れています。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのなんでもblog。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

作文論

ふつうの人がふつうの文章をvimで書き始めた日記 2

ふつうの人がふつうの文章をvimで書き始めた日記 - 放課後ハ 螺旋階段デの続き。 普通の文章を書く場合、この設定もvimrcに足しておくと便利です。 set whichwrap+=h,l,,[,] "h, l 矢印キーで前後の行にも移動できるようにする(デフォルト= 行頭、行末で止…

作品の面と層

ひとつ上のエントリを書くときとっさに思いついた、作品の「面」と「層」という表現はひとつの作品が持つ多重性を簡単にまとめて表現できるので便利ですね。ちょっと省力化。

ふつうの人がふつうの文章をvimで書き始めた日記

OSはWindowsXP、メモをとるならWindows付属のメモ帳という本格派の普通人が、vimでプログラムコードでも何でもない普通の文章を書いてみるようになるまでのステップを書いてみる。「初心者が初心者に教える」といった具合。初心者の気持ちが強く残っているう…

無限宇宙ノートに参加してみました

http://infinite.g.hatena.ne.jp/kanabow/ 何を創作してみるのかについてはリンク先を参照。 ごく偶にしか書かないと思うので、何かを書いたらこちらにも更新情報を載せる予定です。 すべての事は宇宙で起こる。

「ゲーム的リアリズム」の本も読まずにゲーム世界のリアルを語る自分は・・・・・・

評論家*1が「ゲーム」というとノベルゲームやRPGばかりをとりあげるけれど、シングルプレイFPS等が持つ非言語要素で出来た物語と世界体験も評価してみて欲しい、と思ったので前回のエントリの最後でやや強引に繋ぎました。 シングルプレイFPSの物語性や世界…

フィクション最強の敵は親

富野由悠季は親との間に相当の確執がある、というのは本人のエッセイで知っていますが、それを別にしても日本の若年層向けフィクションでは「親」という存在が積極的に排除されているものが多いのは気になるところ。 主人公は初めから孤児だったり、物語の開…

Web拍手のメッセージにお返事でーす。そしてぼくは何故クラシックなアニメを見ているのか?

ジョー面白そうです!私も小さい頃に見たっきりですが、ジョーの演出や構成に対する考察が素晴らしいです ありがとうございます! BSアニメ夜話みたいにマニアックな話をする場に出されて、専門家側の岡田斗司夫や氷川竜介みたいな話をしてって言われたとき…

物語と体験

物語と体験は分けることが可能だと考える。 テレビゲームのシナリオが大した出来でもないのに面白くてたまらない、それどころかシナリオもないのに面白いのは、体験だから。 スポーツみたいなものだね。

そして「ステッパーズ・ストップ」も好き

ステスト跡地

メカニック短編小説 あるいは詩

上エントリのリンク先にある「STORIES」に収録されている文章の雰囲気が好き。自分でも書きたくなる。もう書いてしまった。可及的速やかに。

「オーラの泉」とメタ占い

ぼくはTVや雑誌の占いを全く信じないし見ないけれど、「オーラの泉」は人生という脈絡の無いものを「前世」という一つの「正典」に変換して一繋がりのシナリオにしてしまうところが面白くてよく見ているんですが、この番組のゴールデンタイム進出に関する反…

成長するというのは固定してしまうことだって、今までに一体何万人の人が言ったんだろう?

「ぼく」と「君」で歌われる世界は 男の子→女の子 男の子→男の子 女の子→男の子 女の子→女の子 という4通りのとりかたが自由に選べて、その柔軟さが好き。 「子って歳かよ」という人間でも、大人と子供は同じ生き物だから、こんな言葉を使いたい気持ちはそう…

空耳は希望から

オタクらしく(?)最近新居昭乃の歌を聴いていて、そのなかでも好きな「ガレキの楽園」に出てくる歌詞の 「その未来半分をくれるのなら 灰色のやせた絶望が遠く遠くなるよ」 がどうしても 「その未来半分をくれるのなら 灰色のやせた絶望がトクトク鳴るよ」…

萩原恭次郎の詩はアヴァンギャルド

中でも「ラスコーリニコフ 詩八篇」は2006年の今から見ても凄い尖り方。 日本語という枠に収まらない思考を紙という平面にそのまま固定しようとするとこうなるという一例に見える。 死刑宣告 - Wikisource 「ふつうの詩」も何となく平野耕太の台詞回しのよう…

ぼくは「新世紀エヴァンゲリオン」より「無限のリヴァイアス」のほうが共感できて好きだった。

http://d.hatena.ne.jp/psb1981/20061030/1162207717 時として人間の内面というのは吹けば飛ぶようなカスみたいなものだ。極端な例えだが戦場で銃を持って勢いまかせに10人も殺せば「私」や「内面」なんて何処かへ飛んで行って消えてしまう。人間は政治経済…

第五回萌理賞おわり/ 第六回のレギュレーション公開

http://d.hatena.ne.jp/ama2/20061029 選評を読んだ感じだと、ベタな話の1シーンを丹念に書くのが好評になる印象。尺が短いから当然? 起転結がないと意味が分からなくなりがちでベタになりにくいSF・ミステリ・ファンタジィといった奇想ラインが好きな自分…

作劇のもとについて

「いくら読んでも書けるようになんてならない」と言われている大塚英志が出した小説ノウハウ本「キャラクター小説の作り方」「物語の体操」を真に受けたことは、ぼくの作劇チャレンジの大きな後押しになりました。 「完全なオリジナリティに対する不要論」や…

萌理賞に応募しようとしていた恋愛もの作品の概要

応募しようとしていた作品の概要はだいたいこんな感じでした。今はこの要素を使って大幅延伸実験中。 ゆるゆるの中高生恋愛がシナリオの中心です。ゆるさから離れたところには何があるんだろう……?これが話運びの中心線。 ゆるさを書けないのが最大の難点。…

作劇力の配分

シナリオを小説に直す作業をするようになって、自分には表現力というものが致命的なほど欠けていることにやっと気が付きました。 オチをつけたり端正な仕上がりにするのは割と楽にこなせるけれど、表現が朴訥としすぎていて「遊び」が全くない。 理系作家の…

作劇準備中に萌理賞開始

http://q.hatena.ne.jp/1161939397 第五回萌理賞―― 未発表オリジナルの創作小説・イラストを募集します。 創作物の紹介ではなく、書き下ろしでお願いします。 最も優れた作品には200ptを差し上げます。 応募者全員に共通する課題テーマは「萌え」(具体的に…

あらためて作詞家は凄い

前述のシナリオのうち恋愛ものは萌理賞に応募してみるために書いたんですけど、すぐに尺オーバーになってしまいます。シナリオ要約だけでも規定の400文字をゆうに越えたり。 そして、自作に容量圧縮をかけるのがあまりにも難しいから、参考にするためにドラ…

シナリオあそび / ジャンルものを書くのに必要な技術

前回のチャレンジで話を書くのが物凄く面白くなってきたから、コメディ調なバトルものや、恋愛もの、哲学SF*1等々、自分が一体何を書けるのか試すために色々なシナリオを作ってみました。 作ってみたら、社会不適合者の自分は最近流行の「現代学園異能もの」…

燃やし賞後半戦やるらしい

ドラッヘはバカの子。ガチで。 - 有給の風邪伝説。 まだやるの!エネルギーすごい! 前半戦の感想を読んで傾向と対策を出してから後半戦にもチャレンジする気でいますよぼくは! 傾向と対策とは無関係にもちょろちょろシナリオを準備しています! でも、どう…

◇ なぜオタはいきなりプロレベルの作品を作ろうとして挫折しますカ|#A1FE9F

2060字くらいある燃やし賞応募作品

タイトル:白銅の墓標 今日は逃さない。 私を撃墜するためだけに、毎日しつこくやってくる敵国の迎撃機たち。だが今日は相手にしない。 昨日発見することに成功した敵の中枢、飛行戦艦だけが私の相手。今日で勝負を決め、この戦いを終わらせる。 エンジン推力…

燃やし賞ってのが始まったよ

http://q.hatena.ne.jp/1161113890 シューティングゲームのストーリーみたいな雰囲気がある燃える短編を投稿企画。(だと自分では思ってる) 萌える短編を投稿企画は今までに何度も行われていて、その度に自分が挑戦するのは全くムリだと思っていたけれど、…

ですます・だである調の使い分けと統合について

事実か、事実である可能性がきわめて高い場合は「だである調」で、感想や意見といった判断の要素の比率が多く確実性が低いものは「ですます調」にしようとしているんですが、これって統合したほうが読みやすいものなのでしょうか? 一般的な文章作成術本では…