放課後は 第二螺旋階段で

モバイルでは下部のカテゴリ一覧を御覧ください。カテゴリタグによる記事分類整理に力を入れています。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのなんでもblog。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第五回萌理賞おわり/ 第六回のレギュレーション公開

http://d.hatena.ne.jp/ama2/20061029 選評を読んだ感じだと、ベタな話の1シーンを丹念に書くのが好評になる印象。尺が短いから当然? 起転結がないと意味が分からなくなりがちでベタになりにくいSF・ミステリ・ファンタジィといった奇想ラインが好きな自分…

作劇のもとについて

「いくら読んでも書けるようになんてならない」と言われている大塚英志が出した小説ノウハウ本「キャラクター小説の作り方」「物語の体操」を真に受けたことは、ぼくの作劇チャレンジの大きな後押しになりました。 「完全なオリジナリティに対する不要論」や…

萌理賞に応募しようとしていた恋愛もの作品の概要

応募しようとしていた作品の概要はだいたいこんな感じでした。今はこの要素を使って大幅延伸実験中。 ゆるゆるの中高生恋愛がシナリオの中心です。ゆるさから離れたところには何があるんだろう……?これが話運びの中心線。 ゆるさを書けないのが最大の難点。…

キャラクター文化の感覚が分からないと言っていたけれど訂正します / 「君と僕。」にはまった

これの登場人物は良すぎ!ただ見ているだけでにこにこしてくる。ドラマCDまで欲しくなるくらい気に入りました。相対的に高額なので買えませんが(笑) わりと平凡で現実的な性格反応やシニカルさ、文化系なノホホンとした学生生活の雰囲気がたまらなく好きで…

作劇力の配分

シナリオを小説に直す作業をするようになって、自分には表現力というものが致命的なほど欠けていることにやっと気が付きました。 オチをつけたり端正な仕上がりにするのは割と楽にこなせるけれど、表現が朴訥としすぎていて「遊び」が全くない。 理系作家の…

作劇準備中に萌理賞開始

http://q.hatena.ne.jp/1161939397 第五回萌理賞―― 未発表オリジナルの創作小説・イラストを募集します。 創作物の紹介ではなく、書き下ろしでお願いします。 最も優れた作品には200ptを差し上げます。 応募者全員に共通する課題テーマは「萌え」(具体的に…

あらためて作詞家は凄い

前述のシナリオのうち恋愛ものは萌理賞に応募してみるために書いたんですけど、すぐに尺オーバーになってしまいます。シナリオ要約だけでも規定の400文字をゆうに越えたり。 そして、自作に容量圧縮をかけるのがあまりにも難しいから、参考にするためにドラ…

シナリオあそび / ジャンルものを書くのに必要な技術

前回のチャレンジで話を書くのが物凄く面白くなってきたから、コメディ調なバトルものや、恋愛もの、哲学SF*1等々、自分が一体何を書けるのか試すために色々なシナリオを作ってみました。 作ってみたら、社会不適合者の自分は最近流行の「現代学園異能もの」…

燃やし賞後半戦やるらしい

ドラッヘはバカの子。ガチで。 - 有給の風邪伝説。 まだやるの!エネルギーすごい! 前半戦の感想を読んで傾向と対策を出してから後半戦にもチャレンジする気でいますよぼくは! 傾向と対策とは無関係にもちょろちょろシナリオを準備しています! でも、どう…

NACA翼型の読み方メモ

亜音速機でよく使われている翼断面型「NACA翼型」の読み方がようやく分かってきて、平易な日本語で簡潔に解説しているサイトがあまり見あたらなかったので「ぼくが書かねば誰が書く」な長めのメモエントリ。 NACA翼型って、航空関連書籍ではポンポン出てくる…

ミハエル・シューマッハのF1ラストレース / 2006年最終レース「ブラジルGP」

予選はマシントラブルで10位という結果。ラストレースの結果が地味なものに終わる予感がして、始まる前から寂しい、と思う。 決勝ではタイヤバーストまで起きてしまって、その瞬間「こんなくだらない終わり方でF1から去ってしまうなんて信じられない。ピット…

「ディスカバリーチャンネル Extreme Machines 戦闘機の開発」

タイトルに反して、戦闘機はチラッとしか出てきません。YF-22vsYF-23のエピソードと、Su-37チェルミナートル*1の「フック」*2や「クルビット」*3といった超機動性のデモくらい。 正しいタイトルは「未来の飛行体」*4だと思います。航空機ですらない。 「Rigi…

◇ なぜオタはいきなりプロレベルの作品を作ろうとして挫折しますカ|#A1FE9F

2060字くらいある燃やし賞応募作品

タイトル:白銅の墓標 今日は逃さない。 私を撃墜するためだけに、毎日しつこくやってくる敵国の迎撃機たち。だが今日は相手にしない。 昨日発見することに成功した敵の中枢、飛行戦艦だけが私の相手。今日で勝負を決め、この戦いを終わらせる。 エンジン推力…

燃やし賞ってのが始まったよ

http://q.hatena.ne.jp/1161113890 シューティングゲームのストーリーみたいな雰囲気がある燃える短編を投稿企画。(だと自分では思ってる) 萌える短編を投稿企画は今までに何度も行われていて、その度に自分が挑戦するのは全くムリだと思っていたけれど、…

「よく女子供を撃てるな」「簡単だ。動きが鈍いからな」 / 「ワンダと巨像」をクリアした

昔はコンピュータゲームを数日のうちにクリアしてしまう大人の話を見て「信じられない」と思っていたけれど、今は自分がそういう種類の人間になっていることに気が付いた。「ワンダと巨像」を合計4日のプレーでクリア。人間側の握力が駄目になるまでやるくら…

「ラーゼフォン多元変奏曲」を見たので小説版の感想に加筆しました。

http://d.hatena.ne.jp/kanabow/20060203 見ていて「引っかかり」みたいなところがあったけれど上手く言葉にできなかったから、それを無視してとりあえず書いてみた。

「SFベスト201」 伊藤典夫 編

Amazon.co.jp: SFベスト201 1970〜2000年の、オールタイムベストからはこぼれがちな少し地味な傑作を中心に201冊紹介するガイド本。こんなに面白そうな本が知らない間にこんなに出ていたなんてという作品でいっぱい。 これを読むだけで読者の予定リストは一…

「ボクっ子の類型 / 何故ぼく?」への感想の感想

時間が経って閲覧と反応が一巡したようなので、ここでコメントに影響されて現れた思考を書いてみます。ぼくはつねに対話と発想を求めている。 自分は病的なほど理に走るタイプなので全てには理由があるはずだと考え、肩に力を入れて一つ一つ理論化したけれど…

四季の限定版を買おうか迷っている / 詩と小説の中間にあるもの

森博嗣「四季」愛蔵版BOXセット (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11メディア: ペーパーバック クリック: 25回この商品を含むブログ (31件) を見る アルミの箱入りハードカバー。角で手が切れそう。予約分のみの生産。結構な価…

「ロクメンダイス、」 中村九郎

Amazon.co.jp: ロクメンダイス、 (富士見ミステリー文庫) 十代の心のエッジにのったような極限のピーキーさ。想いと現実が分かれてしまうより前の年代の思考を具現化したような世界。 眠って見る夢の世界に目が覚めている時の論理が通用しないように、この…

ですます・だである調の使い分けと統合について

事実か、事実である可能性がきわめて高い場合は「だである調」で、感想や意見といった判断の要素の比率が多く確実性が低いものは「ですます調」にしようとしているんですが、これって統合したほうが読みやすいものなのでしょうか? 一般的な文章作成術本では…

「順列都市 Permutation City」 グレッグ・イーガン

Amazon.co.jp: 順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon.co.jp: 順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) 近未来、資産家たちは自分の人格データを「スキャン」しコンピュータシミュレーションとして生きることで永遠の生を手にしていた。 だが、その生はコンピュ…

「DEFCON」紹介エントリへの感想の感想

飽和核攻撃を受けたときの被害の出方をおもわせるようなブックマーク数とアクセス数の上昇連鎖に驚き! ヒットするとき、以前は「ニュースサイト掲載→ヒット」と瞬間的な展開でしたが、今は「はてなブックマーク」からじわじわ広がっていって、それは新しい…

この街で205人が今日生まれ 6370万人の死亡 / 核ゲー「DEFCON」

核戦争をテーマにしたRTS「DEFCON」登場。 製作会社はインディペンデント系のゲームオブザイヤーを獲得した「Darwinia」と同じところ。この会社のコンピュータらしさを強調したデザインは低予算でもスマート。このソフトも$15ほどで買えます。 ルールはだい…

レシプロ時代のブラックバード 「世界の傑作機(No.38) 百式司令部偵察機」

100式司令部偵察機 (世界の傑作機№38[アンコール版])文林堂Amazon 技術や思想で遅れがちだった日本が世界の流れを先取りして開発していた機種「戦略偵察機」 その代名詞ともいえる機体。 戦闘機を振り切らんと速度に全てを賭けたデザインと、III型の風防と機…