放課後は 第二螺旋階段で

「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」 筆者の気の向くままに書き連ねるクラシックスタイルのblogです。ネタバレへの配慮等も基本的にありません。

回転翼機は天才タイプ―「図解ヘリコプター メカニズムと操縦法」 鈴木英夫

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 ヘリ関係の仕事をしている方の話を理解するために読みました。教科書のコンパクト版といった感じで無味乾燥ながら充実した内容の一冊です。

 さらに、ローターまわりの物理現象について特に多くのページ数を費やしている点が特徴的でしょう。

 シーソーローターの原理はこの本で理解できました。二枚羽が一体となって回転の中心軸そのものがシーソーのように傾くことで、中心軸とローターブレード各翼重心までの距離が等しく保たれるため、コーニング半径差によるコリオリ力が発生しないためドラッギングが発生しないのです。機体・トランスミッションが構造的に切り離され(アンダースリング効果)強度的に楽なこの原理を考えたベル社の人は天才ですね。複数の問題を一つの方法でまとめて解決する発想力。

 ほか、ベル以外のヘリはスロットルレバーがコレクティブレバーでなく天井についているというのは、操作性的に大丈夫なのか気になるポイント。

 さらに細かい要素としては、トランスミッション冷却は油冷ファン付き、エンジン故障時の逆転防止のためフリーホイール・クラッチが組み込まれている等の知識も得ました。