放課後は 第二螺旋階段で

筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのblog。カテゴリタグによる分類には力を入れております。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

「第二次世界大戦あんな話こんな話」 ジェイムズ・F・ダニガン アルバート・A・ノーフィー

第二次世界大戦―あんな話こんな話 (文春文庫)
Amazon.co.jp: 第二次世界大戦―あんな話こんな話 (文春文庫)

 翻訳の際に「あまりにも軍事的な専門分野に属していて一般人にわかりにくい項」「日本人に馴染みが薄い項」等が勝手に削られてしまっていますが、それでもなかなか楽しい国防総省、CIA、米陸軍戦争大学の顧問を務めた筆者による第二次世界大戦の雑学本。

わたしがなんとなく気に入った小話紹介。

  • ソ連では米国から貸与された兵器がどこから来たのか誤魔化すために、物品に書かれた「USA」という文字は「ウビィーティ・スケンシチナ・アドルファ」(アドルフを殺せ)というスローガンの略だと言っていた。
  • 米軍が日本軍が立てこもる島への上陸作戦を行う前に島を砲撃する際、小口径砲を積んだ駆逐艦は重要度が低い目標が割り当てられた。ある駆逐艦は便所が目標として割り当てられ、そこを砲撃したところ目標が大爆発。駆逐艦の乗組員は自分の艦が新型の砲弾を装備しているのかと思った。大爆発したのは目標とされたものが便所に偽装された弾薬集積所だった為。
  • ドイツのUボートの作戦行動で沈められた最後のアメリカの船は70トンのトロール漁船。1991年に不発の魚雷を網で巻き上げてしまい、船ごと爆破処分された。
  • 1944年末ごろのバルジの戦いでの消耗を補充するために来た米軍新兵は、戦争がまだ終わっていないということとドイツ軍がまだ戦闘力を持っているということにショックを受けるものが多かった。

 ぼくはくだらない話が好きなのでこういった話を選びましたが、もっとちゃんとしたメジャーな普通に戦史で扱われるような話も載っています。


私的おもしろ度★★★★ (削られたところの内容が気になります)