地球人が宇宙に移民するようになった未来。伝説の無限エネルギー「イデ」を探索の為ソロ星(ロゴ・ダウ)を訪れた異星人バッフ・クランは、移民してきた地球人と接触。
お互いの誤解から戦争に発展する。
地球人たちはソロ星で発掘された第6文明人の変形・合体することで全高100m以上の巨大ロボット「イデオン」となる3つのメカと「ソロ・シップ」を使って宇宙へ逃れるが、その遺跡にこそ「イデ」が秘められていたのだ。
主人公ユウキ・コスモは「戦う意志がない」ことを示すために白旗を上げるが、バッフクラン社会では地球的「常識」は通用しない。
それは「お前らを地上から抹殺する」という逆の意味だった。
「スペースランナウェイ イデオン」終わりのない逃亡劇のはじまりである。
はてなキーワード解説より転載。やりきれない感じが出ていて気に入ってます。
この映画、とんでもなくすごいということは分かるし、突き刺さるように心には残るけれど、具体的な意味は分かるような分からないような・・・
家族愛は範囲が限定されるため排除の要素を含むというものの、そのような止むをえないと思われるような排除さえ拒む純粋さと相互理解を求める無限
「イデ」は敵対してしまった人類とバッフクラン人との間に和解の機会を強制的に与えるが、それでも分かりあえないバカな双方の人間。
憎しみが憎しみを呼び、個人的怨念で戦いを止めない(こだわりを捨てられない)バカな人間。
戦死、戦死、また戦死。無数の無残な死者を出し、母星には彗星が落ち何もかもが破壊され無に帰して。戦いどころではないというのに、それでも戦いを終らせることができず燃え尽きようとするバカな人間。
バカは死ななきゃ治らない。じゃあ「みんな星になってしまえ!」
「イデ」は全てを消滅させ、1から再生し直すことにする。
この映画から投げっぱなしなところを無くして、はっきりとした救いを描いたのが「∀ガンダム」かもね。
- 重機動メカ「アディゴ」が板野サーカスでイデオンの無茶苦茶な数のミサイルをかわす場面は気分爽快!すごく短い場面ダケド。
- コスモとカーシャがヘルメットをかぶったままキスしようとする場面のユーモアと悲しさが両立した良さ。
- 有名なセリフ「みんな星になってしまえ!」の時の、終わり無き戦いで張りつめた糸が切れてしまう痛ましさ。
- 「でんのうせんしポリゴン」事件で問題になったのとほぼ同じ表現が多用されていて、目がかなりチカチカ。
- 子供の首が飛んだりする衝撃的死亡シーンは有名だけど、それは冷酷であって残虐ではなかった。終ることのできない戦いの中できれいに死ねるなんてありえない。
TVシリーズを見ていない自分は、話が繋がってるのか繋がってないのかイマイチ分からない部分やシナリオの大きな隙間があるように見えて、理解するのがひどく難しく感じたので、ちゃんと繋がった文章を書きづらい。。。