放課後は 第二螺旋階段で

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伝説巨神イデオン 第3話 「激震の大地」

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 イデオンが着陸した地点は、ソロ星で見つかっていたもう一つの遺跡だった。
 バッフクランから襲撃を受けていたソロ星の人々は皆そこに逃げ込んでいた。
 異星人の探索者カララもそこにたどり着いていたが、遺跡調査中のシェリルに「一般の方は出ていってください」と追い出される。


 一方そのころ、バッフクランはカララ救出決死隊を編成する。成功したときには「サビア」の位さえ手にはいるという。メンバーに志願したのは、命知らずの年代の若者と、子供が嫁に行くという初老の男だった。


 遺跡の調査現場から追い出されたカララは警備中のジョーダン・ベスと再会する。そのときカララの護衛はベスとコンビを組んでいた軍人をいきなり撃って気絶させてしまう。
 「お前達は一体どこの人間だ?地球人か?地球人じゃないならなんなんだ?」とベスは問いただす。
 カララは「私たちも地球人です。民族の名前はバッフ族。バッフクランの女です」と冷静に答える。
 「異星人といえば醜い怪獣と思って?」*1
 しかしそれでも、不審者は捕まえなければならない。ジョーダン・ベスはカララたちを監禁する。


 そしてバッフクランの決死隊は遺跡に強行突入。
 たまたまその場にいた普通の母子に「バッフクランの人間はどこだ?」と脅すけれど、そんなこと知るわけもなく、逆上した決死隊は母子を撃つがそのビームは謎のバリアーに反射され死んでしまう。
 それなのに、決死隊に「何だお前ら?」と制止をかけた青年は普通に射殺されてしまう。
 この間にある違いは一体?
 ともかく、決死隊はバリアーという脅威になるテクノロジーの存在を知り、カララを見つけるのに失敗してしまう。


 決死隊まで失敗してしまったバッフクランは再び総攻撃をしかける。それに反応したのか、遺跡で見つかった宇宙船が勝手に起動。地面を割って浮き上がる。
 ソロシップ登場。

 知的生命体がいない星から何故遺跡が見つかってしまったのか、そしてそれを作った者が何故「第六文明人」と呼ばれることになったのか、今のところ一切言及が無く、気にもとめられていないのは見ていて気になるところ。
 第一から第五までは何も残さずにどこに行ったのかね〜。そして第六文明人がイデオンを残した理由は。

 今回の戦闘シーンで使われているチェンバロの不協和音みたいな音色の曲は、戦う意義の分からなさがよく出ていて好き。

 登場人物が多いのと、何でそうなったのか誰にも分からないところが多いので意味が通りにくいあらすじです。


イデオン」の「地球人」は何者をさすのか

今見直すと、このへんは地球人と異星人のどちらだと主張しているのかよく分からない。分からないという気分が分かる。


 こう疑問の注釈を入れましたが、これの答えは以下の通り。

・備考
 本作では固有名詞の使用が極力避けられている。「地球」という言葉が使用されているが、これは特定の星を指している訳ではなく、「主に地上で活動する知的生命体は自分の母星をそう呼ぶだろう」という発想によるものであり、バッフクラン側も「私たちの地球」という言い方をしている。同様に「月」も固有名詞ではなく、「衛星」の意味。

伝説巨神イデオン - Wikipedia

 作品序盤ではこのニュアンスが読めなかった。「慣れ」で読ませる手法だから当たり前か。


次回→伝説巨神イデオン 第4話 「ソロ星脱出せよ」 - 放課後は 第二螺旋階段で
前回→伝説巨神イデオン 第2話 「ニューロピア炎上」 - 放課後は 第二螺旋階段で

*1:今見直すと、このへんは地球人と異星人のどちらだと主張しているのかよく分からない。分からないという気分が分かる。