放課後は 第二螺旋階段で

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曖昧な魔法少女まどかマギカ 第1話 「夢の中で逢った、ような……」

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ショートあらすじ

 夢見がちな少女 まどか が悪夢の中で出会った謎の黒ずくめの少女は転校生だった。街のCDショップで試聴しているところに割り込んできた「助けて」という声に導かれた先には、黒の転校生 暁美ほむら の襲撃から逃れる謎の白い生き物 キュウべえ。救いだした直後にまどかとその友人 さやか は奇妙な世界へと迷いこんでしまう。だがそこを魔法少女 マミ に救われるのだった……

回想と感想

 この回だけ初見時の記憶がありません。

 最初のカットはフィルムがかかるシーンから始まってるんですね。シリーズのラストカットはちょっと唐突な印象を受けたのですが、それは最初から既に決まっている路線でした。

 HD画質で見ると、第一話はかなり絵が荒いです……ひだまりスケッチ調で行くか、化物語調で行くか、他シリーズで行くか混在していて固まってない印象もあります。

 全体的にトーンが「曖昧」です。

 いまいち緊迫感に乏しい展開の中で脈絡なく「あなたは自分の人生を尊いと思う?」と言い出す暁美ほむら一人だけ世界観が違います。異様なシビアさ。他の存在と繋がっていない意味不明さが良いですね。この人以外に物語のフックになる部分は全然ありません。

 建物がやたらにスケルトンで人が住むような空間でなく、実写的リアリズムを全く放棄しているところも見事な作中世界造りとなっています。

 声の演技については、まどか(悠木碧)の「私なんてダメダメだよ〜」という感じがぴったりはまっております。

 エピソード終盤でマミ(水橋かおり)がほむらに対して「手を引きなさい!」と威圧するシーンでは絵が全然動かず言葉も丁寧なまま声だけで苛立ちを表現していて、「裏切りそう、最終ボスになりそう」という放送当時の感想はようやく読解できました。

 ところで、今作がモデルにしている「魔法少女」の最大要素は『カードキャプターさくら』だと思われます。それは、別に変身しなくても魔法は使え衣装替えは趣味でしかない点(詳細は後のエピソードで)、目に入る鉛筆タッチの影表現、まどかの父描写などに現れています。特に考えもなくコピーされているように見えるジャンク感覚が人工的で面白いです。

 その分、第1話では面白さが非常に分かりづらい作品です。私の初見時のように第2話から、もしくはインパクト大と云われる第3話から入ると良さそうだと考えます。おたく的すぎて若干つらい表現が結構ありましたし……

細か目の感想

  • ネットで1コマネタになっているシーンはこの回からとられたものが多い。
    • すぐに気がついたものだけでも「残念さやかちゃん」「はい中沢くん!」「ほむら女王様のポーズ」等など。
  • 「X話まで我慢」と云われるシリーズは、その回から見てさかのぼる方が良いという印象があります。例えば『ゼーガペインならいきなり第6話。

2013年11月25日の追記:この作品は2013年12月25日にBDBOX版が発売されます

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