放課後は 第二螺旋階段で

「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」 筆者の気の向くままに書き連ねるクラシックスタイルのblogです。

貴種流離譚へ一歩進むアドレナリンハイ―機動戦士Vガンダム 第19話「シャクティを捜せ」

■ストーリー

 リーンホースを修復するオリファーたちは損傷箇所に残された哺乳瓶からシャクティたちが行方不明になったことを知り、ウッソはヤナギランの種を見つけて確信を深める。

 宇宙に放り出されたシャクティたちは、戦闘空域であるためザンスカール部隊のセンサによりすぐ発見され、その後鑑定の結果女王マリアの子であると分かる。これは「女王は未婚で霊感に優れた人物である」とされているため極秘事項とされる。

 そしてこれはクロノクルの姪であることも意味する。

 クロノクルは「君が行方不明になった事情は子供の君には説明しづらい事だ」と語るが、彼は何か事情を知っているのだろうか?


 一方、ウッソとハイランドの子供たちはザンスカールの状況を知る術がないため、機体テストを装ってVガンダムゾロアットを持ち出して捜索に出る。

 この最中、ウッソ隊とザンスカール隊が接触し、オデロが感情にまかせて放った携帯肩撃ちミサイルにより戦端が開かれてしまうのだった。

 「オデロさんがハイになっているんだ!」

 勢力全体で見れば先制攻撃から始まった戦いであるのだが、交戦意思のなかったウッソ個人にとっては突発的なものであるため、抵抗は決死的なものへとエスカレートするのだった。この戦闘はシュラク隊の支援が始まったことにより優勢となり撃退に成功、艦へと帰投する。

 戦闘後、ウッソはジン・ジャハナムの出したハイランド利用法に関する粗雑なアイデアから、シャクティたちはカイラスギリーに拾われて生きているかもしれないと連想し僅かな望みを持つ。

■コメント

 全くの宇宙生まれの宇宙育ち、ハイランドの子供たちの動きの良さを見ていると、世の中に流布されたニュータイプの概念を原作者自らが回収して使っているかのようだ。宇宙のマシンを常識として操れる子供たちである。一方地球人オデロは冷静さに欠け今回の戦犯に近い。

 子供の事を思いやる生真面目で優しいクロノクルが一体何を知っているのか気になるエピソードであるが、今回はここまで。

■断片

  • ハイランドの子供たちの中でも青髪のキャラはF91シーブックの子孫を思わせるルックスである。ファンサービスだろうか。

機動戦士Vガンダム SCORE 2
機動戦士Vガンダム SCORE 2
(「アドレナリン・ハイ(M-28テンポUP)」収録)



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