Amazon.co.jp: 猫を背負って町を出ろ! (角川文庫)
「エッセイ SR311」の改題文庫化本。1996年ごろに出た本なので、アーネスト・ホーストとかホイス・グレイシーが無名のすごい格闘家として出てくる話が載っててなんとなく時代を感じます。
前半の学生時代話では大槻ケンヂくらい面白い人でも「自分には人と違った才能がある」と思い「でも自分の才能って何だ?」と悩むということに妙に安心感が。
中盤の「清水伯鳳」って人の話はスゴスギて最高に面白い。
・一子相伝の秘技「鳳龍院心拳」の伝承者
・「闇部隊・ブラック」と呼ばれる世界的なボディーガード集団に所属
・ボディーガードの訓練で飛行機からジャングルに落とされてサバイバル生活をした
・「笑いを知らないと一流になれない」と言われて欽ちゃんの弟子になる
うはwwwwww
大槻ケンヂ「元プロボディーガードとして、不意な攻撃に対する心構えを教えてください」
清水伯鳳「一番の秘訣は気持ちよくきちんとマナーをもって謝りなさいと、二にその後で逃げろと、三に土下座して泣いてでもいいから謝れと、それでもだめなときはポッと一突きに殺せと」
そして清水伯鳳の子供がアクション女優の清水あすかという人で、結構いろんな番組に出てるとわかってさらにオドロキ。。
http://www.asuka-shimizu.com/main.html
後半は宇宙人やUFOに関する、妄想が妄想を呼んでドンドン広がっていくのが面白いという話。
「serial experiments lain」というアニメの途中で急に「宇宙人とMJ12という組織」の話が挟まる回がありますが、それはこの本で書かれた話と同じテーマや発想かな?