放課後は 第二螺旋階段で

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近年移動が多い航空自衛隊の飛行隊。現在どこにいるのか分からないのでまとめました。

 2016年頃から全国的なシャッフルが行われていて訳が分からなくなったため、自分用に表を作りました。出典は航空自衛隊公式サイトとWikiPediaだけです。

 現存部隊は太字。連絡機系の機種は省略しています。(現在ほとんどの部隊がT-4を使用しておりキリがないため)基地ごとに存在する救難隊と回転翼輸送隊もあまりに多すぎるため省略しました。

 軽い気持ちで始めたところ、思いのほか多い‥‥が、これさえあれば回顧録系の本を読むのが楽になるはずです。模型のデカールも決めやすくなるはず。私は両方が行いたい。(後日、実際にこのメモを参照し航空自衛隊系の回顧録を読んだところ、状況や経緯を理解する効率は大幅に良くなった)


早わかり・2020年現在の直接戦闘系部隊の数は‥‥

(戦闘機はF-15F-35が存在・支援戦闘機は全てF-2

戦闘機系

 太字は現存する飛行隊。

  • 第201飛行隊

千歳(F-104→F-15
マーク:赤い矢印状に図案化された201(F-104)ヒグマの横顔(F-15

  • 第203飛行隊

千歳(F-104J・F-104DJ→F-15
マーク:胸に赤い星2つの熊に赤い雷

  • 第204飛行隊

新田原(F-104)→百里F-15)→那覇F-15
マーク:青のV字に黄色の影(F-104)赤い髪立てるイーグルヘッド(F-15

  • 第301飛行隊

百里(F-4EJ)→三沢(F-4EJ改→F-35に更新予定)
マーク:黄色いスカーフのカエル

  • 第302飛行隊

千歳(F-4EJ)→那覇(F-4EJ→F-4EJ改)→百里→三沢(F-4EJ改→F-35
マーク:オジロワシ

  • 第303飛行隊

小松(F-4EJ→F-15
マーク:龍

  • 第304飛行隊

築城(F-4EJ→F-15)→那覇F-15
マーク:天狗

  • 第305飛行隊

百里(F-4EJ→F-15)→新田原(F-15
マーク:梅花

  • 第306飛行隊

小松(F-4EJ→F-4EJ改→F-15
マーク:黄色いイヌワシ

  • 第4飛行隊

浜松(F-86F)→千歳→小松→築城(F-86F)
マーク:第6航空団の6を図案化した黄色と青の2つのシェブロン

  • 第5飛行隊

浜松(F-86F)→松島(F-86F)
マーク:第4航空団の4を図案化した赤い縦矢印型

  • 第9飛行隊

松島(F-86F)→入間(F-86F)
マーク:青い稲妻

  • 第10飛行隊

新田原(F-86F)→築城(F-86F)
マーク:青帯に稲妻状の黄色の三角形二つ


  • 第101飛行隊

岐阜(F-86D)→小牧(F-86D)
マーク:シャチホコの下に緑線

  • 第102飛行隊

小牧(F-86D)
マーク:赤いシャチホコの下に黄線

  • 第103飛行隊

千歳(F-86D)
マーク:青線が横2本

  • 第105飛行隊

小牧(F-86D)
マーク:シャチホコの下に緑線

  • 第202飛行隊

新田原(F-104J・F-104DJ→F-15・F-15DJ)
マーク:黄色のVに赤い影(F-104)埴輪(F-15

  • 第205飛行隊

小松(F-104)→百里(1972年滑走路工事の短期間)→小松(F-104)
マーク:青い円に白と暗い赤の6の字を尾翼型に図案化したもの

  • 第206飛行隊

百里(F-104)
マーク:青いシェブロンに梅花

  • 第207飛行隊

百里(F-104)→那覇(F-104)
マーク:赤いシェブロンに梅花(百里)赤枠白と赤のシェブロンに、青円に南十字星モチーフの白いF-104シルエット4つ(那覇


支援戦闘機系(現在この区分は存在しないが、見やすさのために使用する)

  • 第3飛行隊

浜松(F-86F・戦闘機系)→千歳→松島→八戸→三沢(F-86F→F-1→F-2)→百里F-2
マーク:武者

  • 第6飛行隊

千歳(F-86F)→新田原→松島→新田原→築城(F-1・T-2→F-2
マーク:黄色と黒で弓

  • 第8飛行隊

松島(F-86F)→小松→岩国→小牧→三沢(F-86F→F-1→F-4EJ改→F-2)→築城(F-2
マーク:黒豹

偵察系

  • 第501飛行隊(偵察航空隊)

松島(RF-86F)→入間→百里(RF-86F→RF-4E→RF-4E・RF-4EJ)→三沢(RQ-4)(予定)
マーク:ウッドペッカー

輸送・補給系

  • 第401飛行隊(旧:輸送航空隊)

小牧(C-46D・YS-11・C-1→C-130H・KC-130H)
マーク:ペガサス(飛行隊)

  • 第402飛行隊

入間(C-46D・YS-11→C-1・U-4)
(U-4は主に要人輸送)
マーク:大荷物を背負った緑で赤い目をしたペリカン

  • 第403飛行隊

美保(C-1・YS-11→C-2)
マーク:因幡の白兎

  • 第404飛行隊

小牧(KC-767)
マーク:黒い馬

千歳(B-747-400→B-777-300ER)
マーク:はくちょう座


早期警戒系

  • 第601飛行隊

三沢(E-2C→E-2D予定)
マーク:電光を掴むコウモリ

  • 第602飛行隊

第601飛行隊第2飛行斑・浜松→浜松(E-767)
マーク:電光を掴むフクロウ

  • 第603飛行隊

那覇(E-2C)
マーク:電光を掴むコウモリ

練習機・訓練・開発系

  • 第11飛行隊

松島(T-4ブルーインパルス)(T-2ブルーインパルスの第21飛行隊とは同じ第四航空団)

  • 第11飛行教育団

静浜(T-3→T-7)
マーク:赤い1の字と宙返りの前半部の起動を描くような青

  • 第12飛行教育団

防府(T-3→T-7)
マーク:羽ペンのような絵柄ですが、何なのか分かりません‥‥。

  • 第13飛行教育団

松島(T-6G)→宇都宮→岐阜(T-6G・T-1→T-1)→芦屋(T-1・T-4→T-4)
マーク:青で、漢数字の十三を図案化したジェット機とその飛行の効果線に円形

  • 第21飛行隊

松島(T-2含むブルーインパルス→F-2B)
マーク:白枠に青の上向きデルタ翼

  • 第22飛行隊

松島(T-2→T-4)
マーク:白枠に赤の4の字状三角形

  • 第23飛行隊

新田原(F-15J・F-15DJ)
マーク:黄色い矢羽の前に黒い馬

  • 第202飛行隊

新田原(F-15J・F-15DJ)(戦闘機の項と同一・第23飛行隊に引き継がれた)
マーク:黄色のVに赤い影(F-104)埴輪(F-15

  • 第31教育飛行隊

浜松(T-4)
マーク:黒と黄色のチェックに青のストライプ

  • 第32教育飛行隊

浜松(T-4)
マーク:黒と黄色のチェックに赤のストライプ

  • 第41教育飛行隊

浜松→美保(T-400)
マーク:41をデルタ状に図案化したもの

  • 飛行教導群

築城(T-2)→新田原(T-2→F-15DJ)→小松(F-15DJ)
マーク:コブラ

  • 第1飛行隊

浜松(F-86F)→築城→浜松(F-86F)
マーク:黒と黄のチェック

  • 第2飛行隊

浜松(F-86F含むブルーインパルス
マーク:黒と黄のチェック上に黒枠白の盾、その中に2、上に不撓不屈の文字

  • 第7飛行隊

松島(F-86F)
マーク:第4航空団の4を図案化した青い縦矢印型

  • 飛行開発実験団

浜松→岐阜(機種は多数のため略)
マーク:青の円とシェブロン

編者のコメント

  • F-86F時代は浜松でまず編成してから全国各地に配置される部隊が多い。
    • F-86F支援戦闘機時代はややこしさ果てしないため省略しました。
  • T-33を集中配置している部隊はない?各飛行隊で分散訓練を行っていたか。
  • F-86Dは3コ飛行隊が愛知県小牧に集中配備された。1コ飛行隊のみが対ソ連の北海道。レーダー付き戦闘機の運用をテストする要素も大きかったか?
  • F-104を使用していた飛行隊は解散した所が多い。沖縄返還による国土そのものの変化と、F-4EJのレーダー性能の革新により配置が根幹から変更されたためか?
  • F-4EJ改を支援戦闘機として装備したのは三沢時代の第8飛行隊のみ。
  • F-1が配備されていたのは三沢基地が2コ飛行隊、築城基地が1コ飛行隊という対ソシフト。
  • 訓練空域としては、宮崎県新田原は好天が多く有視界戦闘に適合し、石川県小松基地日本海上空G空域が近くミサイル戦に適合する。戦闘機への機種転換部隊が主に新田原、現在の教導隊が小松に配備されているのはこれを象徴するもの。