「機動戦士ガンダム」等の監督であると同時に異様な熱意を持った思想家でもある富野由悠季が色々な一流の人々と対談本。
富野由悠季への興味で読んだこの本をきっかけに全く知らなかった仕事とその仕事の意義や理念について知ることができたことが面白かった。
大麻(ヘンプ)の資源利用を日本で研究している人や、子供の医療への恐怖を取り除く仕事をしている人などなど・・・
比較的直接的に役立つ理論という意味で特に印象的だった対談についてメモ的に
何故「いいんだよ」と言うのか。それは「許し(肯定)」の無い世の中だからだという。子供を許せば自己肯定ができるようになり、子供は健やかに育つという話。
「人は顔で死ぬことがある」という理論。
「欧州で安楽死が認められる唯一の状況は癌で顔が崩れてしまったとき」
「心や内面が大事だと言うけれど、それが行き過ぎていて綺麗か否かで差別してしまう人間の本能が存在している実態が無視されている」という話。
(非モテ論争した人が見ると特によいかも?)
関連ページ
まんがの森 富野由悠季監督「富野に訊け!」発売記念サイン会&トークショー
http://char.2log.net/archives/blog739.html
富野由悠季サイン会に行った方のレポート。ハロがついてるサインは楽しくていいなー。
http://d.hatena.ne.jp/kitakogane_aoi/20050718