グレッグ・イーガンの超絶ハードSF「ディアスポラ」挑戦日記パート3。
作中に出てくる「コズチ理論」は嘘っぱちだと分かっていても、原理がまるで分からないのはとても悔しいので、難しくてたまらないことがあるといつも頼りにしている「ナツメ社図解雑学シリーズ」の「素粒子」を買ってきた。
小林泰三の「海を見る人」を理解するときに同著者の「重力と一般相対性理論」が物凄く役立ったし、哲学系のものも手軽さの割には理解レベルを一気に引き上げてくれて助かったので、ぼくはこのシリーズのファンになっちゃってます。

- 作者: 二間瀬敏史
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2000/05
- メディア: 単行本
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「ディアスポラ」は今の物理学や数学を理解する練習のきっかけとして使っているので、小説としての面白さとか、そういうのはどうでも良いって感じ。それでも、「カーター・ツィマーマン」が「コニシ」と比べると今の現実に割と近い世界になっているのは、つまらないと思ってしまう。