戦闘後の調査にやってきた地球人の士官候補生ジョーダン・ベスは、森に隠れていたカララ・アジバと出会う。
ベスは美人のカララが異星人だと気づかず「今日の移民船で来たの?」「地球ではそんなファッションが流行っているの?」「デートは明日しよう」「明日ね」「全くこんなことがなけりゃ」とそのまま去っていってしまう。
言語学者のシェリルは赤いメカのディスプレイに現れる文字を見て「イデオン」という名を読みとる。それが巨大ロボットの名前なのかは分からない。
一方そのころ異星人バッフクランの軍隊は「目についたものは片端から破壊しろ」と指令を出し総攻撃を始める。
ソロ星の大人たちは、親たちは、次々と死んでいく。
地上に捜索に出ていたバッフクランのダミドは総攻撃から逃げる避難民を見て「参ったな、奴ら異星人は俺たちと同じじゃないか」「これではカララ様を見つけられない」と困惑。
イデオンは総攻撃を受けているという危機的状況なのにゲージが動かず機体も動かないが、攻撃を恐れて泣きじゃくる子供・ルゥに反応して起動する。
そして勝手に合体まで!何故できる?分からない!
起動したら、パンチでバッフクランの戦闘機を砕いちゃった。
バッフクランの戦闘機を撃退して追い打ちをかけようとしたところで、イデオンは急激にパワーダウン。
コスモは「せっかくやっつけられると思ったのに!ルゥを泣かせるからっ!」と怒鳴る。
けれど、ルゥが泣きやんでから起こったのは、イデオンが勝手に着陸して分離してしまったということ。
- 作為的なイデオン
戦うしかない状況へ、どんどんどんどん追いやっていないですか。
バッフクランは、貴人カララを無傷で助けたいのなら総攻撃や陽動をかけないで、潜入されたことを察知されないよう小規模の特殊部隊を編成して使うべきでしょう。
最近何かで見た言葉を引くのなら「ハードウェアでしかものを考えられない人」の行動。
これは時代性が強く出た要素なのかも。
テロリズムによる確率論的な死とそれでも続く世界という現代に、偶発的核戦争と滅亡の時代を見るということ。
- 親が出る富野も見たいのよね
富野由悠季作品って親が死ぬか、行方不明になりやすすぎます!
一番あたらしい2005年の「リーンの翼」ではようやく親が子のもとに戻るような描写が入っていましたが、それほどまでに時間がかかるのですか。
追記:この系統の要素が特に強く出た作品として「F91」があったのを思い出しました。
- 音楽がいいイデオン
今作の戦闘シーンで使われている「弦がとぶ」のような悲愴ヒロイックな曲はすごく好き。
「機動戦士Vガンダム」も同様の理由で曲が好き。
次回→伝説巨神イデオン 第3話 「激震の大地」 - 放課後は 第二螺旋階段で
前回→伝説巨神イデオン 第1話 「復活のイデオン」 - 放課後は 第二螺旋階段で