1970〜2000年の、オールタイムベストからはこぼれがちな少し地味な傑作を中心に201冊紹介するガイド本。こんなに面白そうな本が知らない間にこんなに出ていたなんてという作品でいっぱい。
これを読むだけで読者の予定リストは一気に倍の長さへ!
ぼくの予定リストは元が長すぎたので1割くらいしか延びませんでした。
この本の一番恐ろしいところは、今では入手が難しいサンリオSF文庫でしか出ていない作品をとてもとても面白そうに紹介しているところ。手に入らないから、なお一層面白そうに見えてしまう。
以下の絶版4作品は何が何でも読みたいと思う。
- 「氷」 アンナ・カヴァン
- 「去りにし日々、今ひとたびの幻」 ボブ・ショウ
- 「時は準宝石の螺旋のように」 サミュエル・R・ディレイニー*1
- 「パヴァーヌ」 キース・ロバーツ