■ストーリー
地球は雨のジブラルタル。リガ・ミリティアの巡洋艦リーンホースが宇宙タグボートに牽引され上昇を始めようという所にザンスカールはドゥカー・イクのモビルスーツが水中から忍び寄る。
「バイク乗り魂を見せてやる!」
潜水型のモビルスーツを使ってバイクも何もないのだが、ともかく脅威である。これを振り切って宇宙へ。
一方宇宙のウッソたちは、前回ラストで発見した太陽光発電衛星ハイランドを押さえるベスパから臨検を受け、これは誤魔化しきれずシャトルは拿捕されてしまう。
だが、前回船長が使っていたのと同型の船体穴埋め粘着銃と移動用のワイヤーガンを使ってベスパ兵を制圧、続くVガンダムとゾロアットのモビルスーツ戦も上半身と下半身を別々に使っての格闘戦トリックで制し、捕虜を取ることに成功する。
この捕虜と引き替えにシャトルは空域通行の一時許可を得る。引き渡しの最中、Vガンダムを操っているのがほんの子供でしかないと気づいたベスパ士官に対しマーベットは
「ギロチンをやめさせるためならどんな覚悟でもできている」
と言ってのけるのだが、ベスパの士官は
「主義者というのはいつの時代でもそう言うが、子供まで巻き添えにするのが許せんのだ」
と常識人らしく反論し、マーベットも自分自身の狂気を薄々気づかされるのだった。