■ストーリー
燃えるウーイックの街を遠目に見て駆けつけたウッソを待っていたのは、イエロージャケットのマシンに対するレジスタンスの憎しみの決死攻撃であった。このウッソの恐怖さえもイエロージャケット兵が操るゾロが行った殺戮により塗りつぶされてしまうのだった。そしてさらにこれのパイロットまでもが、レジスタンスの自爆攻撃をきっかけに機体から脱出した所をたちまち射殺されてしまうのである。
恐怖と暴力に満たされた世界である。
■コメント
和平どころか対話の余地さえ残っておらず何の救いも見込めない状況である。物語として行きすぎていて単調になってしまうのではないかという危惧さえ抱くほどだ。ウッソとカテジナの廃墟からの脱出行ではちょっとしたギャグも入っているが全くそんな空気ではない。
戦闘もマシンの機関部を爆発させないために「手足をバラバラにして持ち帰ればいい!パイロットには死んでもらう」と全く冷酷無比である。
■断片
- バウのように上半身と下半身が分かれるアイデアは監督が気に入っていたのだろうか?確かに面白い。
- 幼児の名前はカレルレンでなくカルルマン。
- アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」がカレルレンの名とニュータイプ出現の源となる作品である。