放課後は 第二螺旋階段で

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「スキャナーズ」

 頭がバーンっと粉々に吹っ飛ぶ場面が有名な、超能力サスペンス映画。


 他人と自分の思考の間に障壁が無く、思考が勝手に流れ込んできたり思考を流し込んだりできる超能力者「スキャナー」。「スキャナー」だったために社会生活に馴染むことができなかった主人公は、その超能力を制御できるようにされ警備会社に組み込まれた。
 かれに与えられた任務は、超能力を使い世界征服を狙う「スキャナー」を追跡し調査すること。
 「スキャナー」たちは頭に血管を浮かび上がらせ必死に念じ、人体自然発火を起こしたり、目玉を吹き飛ばしたり、電子の思考とも言えるコンピュータのデータさえ読み取り、危険な調査と戦いを繰り広げる。社会に受け入れられないことに孤独を感じつつ・・・



 頭の中の力だけで殺るか殺られるかのやりとりをして「ひでぶ」や「あべし」寸前状態での踏ん張り合いをする世界に、ノイズ系の「ギーコーギーコーキュイイキイカカカ」って具合の神経を逆撫でするような嫌な音楽。そして、映像もシナリオも世界観も何もかもがそのイロに統一された極鬱屈と頭痛の世界。
 見ている間ずっと「嫌だ!」って思い続ける映画。でも見ちゃう。マゾヒスティックだから。


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