放課後は 第二螺旋階段で

筆者の気の向くままに書き連ねアーカイブするクラシックスタイルのblog。カテゴリタグによる分類には力を入れております。ネタバレへの配慮等は基本的にありません。「どうなるもこうなるも、なるようにしかならないのでは?」

映画

青春ものを見ると死ぬはずだった人間が何故「時をかける少女」を思い切り楽しめたのかを自己分析してみる / ついでに脱線

主人公がタイムリープを繰り返す度に何回でもずどーんごろごろって転ぶ繰り返しが単純に楽しかった。プリミティブすぎる?それも重要な要素。 カラオケの連続ドア突破とかすごく好き。 プロレスで飛んでくる人を避ける時、普通に避けないとこも好き。 ゴミ箱…

2chで見かけた「時をかける少女」名講評 / 評価のバラつきというものについて

613 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:2006/08/18(金) 21:24:54 id:mc5Qlb97 やっとわかった、高瀬君は「救われない千昭」なんだ。 未来で精神的に追い詰められているのが千昭。 現在で精神的に追い詰められているのが高瀬君。 異なっているようで、…

「耳をすませば」を見て自殺するぼくも「時をかける少女」は面白かった / 空想上の存在というものについて

あのね、ちょっとだけ言わせてもらってもいいですか。 この映画は、何一つ救いがない映画ですよ。 実際には、現実には、絶対にありえないことを、思いっきり細部までこだわった現実的な日常の世界として描くなんて、反則以外の何物でもない。 ファンタジーの…

「トゥモロー・ワールド」の画はFPSっぽいと思った話

「トゥモロー・ワールド」は、何故か非常にFPSっぽい画作りだと感じました。 これはおそらく 圧倒的な力を持った世界の中、見ることができるのは主人公が五感で認識できたもののみ。 重要な人間が行方不明になるときも、そのことを傍観することしかできない…

「トゥモロー・ワールド」観た

すごく分からなくって、何もかもがどうにもならなくって、ただ生き延びて見届けるしかなくって、それがいい。 「神というものに祈らずにはいられない瞬間」とそこまでの道のりは、そしてそれでもまだ続く世界は、何回でも見たい。 何故これを劇場で見なかっ…

6月に見たけれどまだ何も書いていない映像作品リストを作ってみる

エレファント・マン(評判いいけど、まぁまぁ) 春夏秋冬そして春(西洋人が好きそうだよね、って感じ) ユナイテッド93(自主制作でアクションサスペンスに挑戦したい人は必見) ストーカー(「S.T.A.L.K.E.R.」の原作。割と普通に面白い) MS IGLOO(なぜ…

恨まれタランティーノ

世界で発禁になったゲーム トップ10:らばQ このランキングの中で特に目を引くのはこれ。 ゲーム名: Reservoir Dogs 禁止になった国: ニュージーランド 理由: クウェンティン・タランティーノを使っているので映画界が却下したわけである。 この理由って…

押井守の次回作は森博嗣の「スカイ・クロラ」

ワーナー・ブラザース公式サイト 森博嗣作品は「スカイ」と「百年」のシリーズが面白いというタイプなので、これは非常に嬉しい。 「スカイ」のような、若書きの詩と飛行機両方が好きじゃないと楽しめなさそうな作品でさえシリーズ累計で50万部を越えている…

アマデウス

ある身分の高い老人のもとに使者がやってくる。 老人はノックに応えず、使者達は名前を呼ぶ。「サリエリ様!」と。 しかし返事は無かった。使者たちが重いドアを開けた向こうには、自殺を図り血みどろになったサリエリが倒れていた。 サリエリは「私がモーツ…

他人に心臓握られるタイプ

岡本喜八の「ブルー・クリスマス」を借りて見ようとずっと思っていたものの、毎回誰かに借りられ続けていて、挙げ句の果てに今日お店に行ったら在庫自体抹消されていたよ。 ショック! 「パターン青!使徒です!」の元ネタ見たかったのに・・・・・・ この話題、「…

5月に見たけれどまだ何も書いていない映像作品リストを作ってみる

アマデウスやっつけました 王立宇宙軍 オネアミスの翼 ヒストリー・オブ・バイオレンス 太陽 ゼーガペイン(前4分の1くらい) トップをねらえ2!(全部) 以上準備中・・・・・・ ここを見て「濃い」という感想を持つ人が出てきてくれるくらいに観察力や思考力が…

バタフライ・エフェクト

何者かに追われ、逃げ込んだ密室で必死になってメモをつける青年。彼は「もしもぼくがこの日記を読んでいるのなら、それは『失敗した』ということだ」と書き留める。 そしてそれから13年前。青年はまだ少年で、なぜか意識がしばしば瞬断を起こし、その前後で…

押井守ファンはどこにいる

前回押井守のことを少し書いて思い出したんですが、放送中のテレビアニメ全話レビューをしているサイトは山ほどあるというのに、押井守のラジオドラマ「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」について何かを書いているサイトが殆ど見当たらないのは何故なのでしょうか。 …

ユージュアル・サスペクツ

取り調べ開始直後に結末がはっきり見えてそれが揺らぐようなこともなく、ひたすら予想通りの結末に進行するような感覚で、非常に印象の薄い映画でした。 何故そんなに早い段階で読めてしまったのかというと、おそらく自分も含めた人間と人間を個々に識別する…

ミュンヘン

一番の防衛手段としてなぜ「暴力には暴力」を選んだのか。理解には共感が必要だ。 ―スティーブン・スピルバーグ監督によるイントロダクション 1972年。 この年西ドイツ・ミュンヘンでは平和の祭典オリンピックが行われた。 ミュンヘンに世界中の注目が集まる…

ファイナル・デッドコースター Final Destination 3

オチが「ピタゴラスイッチ♪」じゃなくて「ドスッ!グシャッ!グサッ!死!」になっているピタゴラ装置映画第三部。 「デッドライジング」で大爆笑するタイプ*1のぼくは、このシリーズがかなり好きです。 それでも、見た後軽い事故恐怖神経症になったりします…

ロード・オブ・ウォー

何であろうと需要があるのなら供給されるべきだ。ただそれだけにすぎない。 ギャングの抗争で銃撃戦が頻発するアメリカの貧民街で育ったウクライナ系移民の主人公は、偶然遭遇した銃撃戦をきっかけに、閉塞感溢れる街から抜け出すための仕事として「武器商人…

イル・ポスティーノ

「素朴な味わい」とはこの映画のためにあるような言葉。ベスト3には入れないけれど、ベスト20くらいに広げると入れてあげたくなるような作品です。 イタリアの田舎の島に、チリから世界的な詩人がやってきた。彼は共産主義者を弾圧する祖国から逃れてきたの…

ワラッテイイトモ、

これは日記です。この映像は私が八王子で、一人引きこもっていた頃の記録です。毎日繰り返される平坦なテレビ映像を自分と現実をつなぐ唯一の媒介物として、それを無意味に再生産してみる。あの頃はバカみたいに一日中テレビばかり見ていた。当然、テレビの…

映画を見る量がどんどん増える

映画を見ながら絵の練習をしているので。 ぼくは目玉が2つ使えるから、自分の絵とモチーフと映画を同時に見るくらいわけがない。この文面だと2つの目で3つのものを見ているように思えるのは気のせいだ。 こんなやり方でも、やらないよりはいいかな? 処理能…

エスケープ・フロム・L.A.

「おい、プリスキン」「スネークと呼べ」 「おい、スネーク」「プリスキンと呼べ」 大災害で孤島となり、独裁国家アメリカに対する反乱勢力の無法拠点になったロサンゼルスへ、最終兵器のコントローラを持った大統領の娘が入ってしまった。伝説的ヒーロー、…

ジャーヘッド

「いずれ人を殺せるかなぁ」「知るかよ」 なんとなく海兵隊に入隊し、厳しい訓練を乗り越えエリート偵察狙撃兵として高度の殺人技術を身につけ、その結果待っていた任務は何もない砂漠でひたすら待ち続けることだった。そんなことに一体何の技術が必要だって…

シン・シティ

暴力的になればいいってものじゃない。 ぼくはバイオレンス展開に慣れやすい部類なのか、現実とも幻覚とも分からない中で延々撃ったり斬ったりドロドロしているばかりの中盤はかなり眠くなってしまいました。 ちゃっちゃと小間切れにして切り捨てなよ!とイ…

ヒトラー 〜最期の12日間〜

ナチ密度1000%! ナチスに興味があるか極限戦好きでこの映画を見てない人は人生損してます。断言。 そしてぼくは人生の損失を少しだけ取り戻しました。 1945年、長きに渡る戦いで消耗しきったドイツ軍東部戦線は、ソ連軍が首都ベルリンまで数kmの位置に迫る…

雲のむこう、約束の場所

背景の美麗さが素晴らしい。今夕日を世界一かっこよく描けるのは新海誠では?と思えるほどに。 あふれる太陽光で目が少し眩んで、世界がその光の色でぼける表現は特にかっこいい。多用しすぎだと思いもしたけれど。そして光る雲。高い空。 真冬の朝のような…

ショーシャンクの空に

言わずと知れたこの名作を今初めて観ました。 確かに素晴らしい。100点映画。 この「100点映画」というのは、映画のレビューを生業にしているといった可能な限り客観的な評価をしなければならない場合に最高得点をつける作品という意味合いです。本当によく…

世間で仕事納めの日、少し早めの今年のまとめを書いてみる

しごと 「極限まで努力する」という方向でネジを巻き続けたら、巻きすぎでメチャクチャに壊れてしまった。緩めかたが分からないから、それでもさらに締め上げてしまう。 あそび 何もかもが「ドッグイヤー」で、今年の私的流行だと思っていたものが去年のもの…

実写映画がもうできた

http://www.mushishi-movie.jp/ 2007年春休み公開確定。今ベネチア国際映画祭で上映するらしいので、フィルムはもう出来上がってるっぽい。 2005年10月には永久に出来ないジョークが出ていた作品だけど、今回は予定通りの進行。 スチームボーイでの遅れ損失…

「ユリイカ 2004年4月号 特集:押井守 映像のイノセンス」

Amazon.co.jp: ユリイカ2004年4月号 特集=押井守 映像のイノセンス ついに自分もサブカル蟻地獄へと足を踏み出した。 「イノセンス」評論につられて初めて「ユリイカ」を読了。 この号は「イノセンス」公開にあわせた特集で、「イノセンス」の読解を中心に…

ものすごい出来の自主制作アニメを見た

前回の「デジスタ」に出ていた「電信柱のお母さん」という作品が素晴らしくよくできていて、感動しました。 アマチュアアニメ賞のほとんどすべてをこの作品が獲得してしまうのでは、というくらいの出来。プロの作品と比較しても上位に入りそうなくらいの完成…